第23話 (ブロック塀のコケを見て)
物言わぬ苔にも
感ずる心あり
(……人間って
雨の日も日照りの日も、お外で頑張って働いたり勉強したり。うまくいかない時だって、ごはんを食べてお風呂に入って寝たら、次の日には またお日様の下に出ていく。
──
「……コケって
日陰の中で文句も言わず、地道に健気に生きている。暗闇の中で自ずから光を発する者たちさえいる。足元のコケだってそれぞれの物語の中を生きているんだなぁ。
──私とはエライ違いだよ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます