第一章 始動編

第一話 汚れたイレーザ              

今日は、二つの丹赤と蒼があるような候だった........

二度と見れない空。


『今日から退院だー!』と叫ぶまだ臀部が青いであろう少年が隣り

で叫んでいる。その明るい声が脳内の脳内細胞の核まで響いた。響いた。

次の日も、同じような声が聞こえる、その次の日も、その次も、


そして聞こえなくなった....いや聞こえなくさせた。

今は、寝るたびに脳細胞が電子レンジのようなうめきが頭や爪、喉、皮膚から感じる

ものすごく、ものすごく、そんなオトに苦しんでいる間に目の前から太陽が消え月が見えなくなった...


少しの流れ星を見ながら僕は、また寝た。


キィーンと響く透明な声、絶景の景色がモザイク越しに微かに....


トギレ多,,,,,,


《お、おい!起き.......》


なんだか騒がしい音が聞こえる。


???『おいおい、はぁ、、そんなに勉強に集中してたんですかぁ~?

ヨシそれじゃあ今度の冬に告る女の子でもいいますか,,,,井宮の好きな  

ヒ,,,,,』


うん...?なんだ?俺の好きな人を知ってるんだ?つまりアイツか!?


井宮『かぁぁぁぁあああああああああああつつつつつつつつつ     

  つつつつつつつつつつつつつつつつつつつつ!!!!!!,』


空気の抵抗を受けるほどの速さでイスから立った。


???『たっく、朝から居眠りで古文をサボる奴がいるかよ、』


(そこまで言うならコッチもだ。)


井宮『どの口から言ってんだお前のYでえぐい黒歴史を作ったたくせに』


(どうだこれなら、抵抗しないだろう。)


???『ハッッ!?ソレだけは、、マジで言わないでクレ、、、、』


(やっぱりだ、今度からこのネタで行くか。)


井宮|『よくわかってならヨシ、お前俺の好きな奴の事言ってないよな??

    近藤ク~ン??』


近藤|『ハィィ、、、、、』


近藤の反省した声は、弱った子犬の様な声だった。。


その後直ぐにドアの音が出た。『バァタァン…!!』と。


先生|『よしみんなー楽しぃ楽しぃ数学ちゃんの時間だぞーー』


クラスの雰囲気がドアともに、流れが変わった


クラスのみんな|『えーーー、またかよ、一時間目にやっただろ、、』


クラスのみんなが嫌そうな顔で、先生に訴えている。


先生|『ホントは理科だったんだけどなんか大けがして無理なんだって

   だからこの俺が来たんだよ、俺もやりたくないんだけどねぇ、、

   けど心配すんなよ!三限は自主だ!』


クラスのみんな|『ヨッシャ!!先生さっきの無しで!!』


さっきまでの辛辣な空気は、霞の様に消えた。


ー 昼食時 ー


僕は暇をして、廊下にいる人を探ろうとする。


タッタ....と何処かで聞いたことのある足音が聞こえてくる。


近藤|『昼飯一緒食べるヤツさがそうぜぇーー』


いつものお調子者の近藤が来ているのがわかった。。


井宮|『お前いつも大声で俺の事呼ぶよな?アレ恥ずかしいからやめろ!』


近藤|『おっ!?やっぱりお前はシャイボーイだねぇ』


井宮|『だ、誰だって大声で言われたれてら恥ずかしいダロ、、、』


近藤|『はいはい、じゃあその件ついては、ジュース奢るからそれでゆるしてよ~』


何気のない会話だが周りからみるとBLの様に見えると言われる絡み合い

である。


井宮|『よし、それで許すから飯行くか!』


近藤|『じゃ今日は、二人で便所飯な!!!隣どうしでトイレで便所飯しよう ぜ!』


この近藤は、改めて思うとやぱっり変な奴だった事を思い出した。


本名は近藤 双柳 (コンドウ ナミヤ)17歳で俺より三か月早生まれ

で幼稚園からの腐れ縁で月代高等学校所属で高校二年生俺と同じクラスメ

イトだ。変な癖が常にあって、腕時計の位置を午前と午後に分けて変えい

る変人である周りからだと、歩くタイマーと言われあだ名がタックンにな

ったこともある。


井宮|『まじでそれはちょっと引くわ。。16年間生きてて、初めてそんな変な事言う奴初めてみたわ...』


近藤|『わかんないよ!あの絶世の美少女と言われている花子様がおいでになる もよ!!』


いつもテンションが奇妙で変な事を言う近藤に改めて引いた........


井宮|『はぁ....まぁ一回だけだぞ..... 』


近藤|『よっしゃ!!!!やった!やった!なら先に行くぞー!3階の       右端のところだからなー待ってるぞーーーーー』


 ものすごい勢いで、近藤は階段を駆け上がっていった.......


井宮|『たっく..アイツ県大会に出れるぐらいの速さだから追いつけるワケないだろ...』


井宮|『はぁはぁ..ぜぇ,,,,,アイツどんな体力してんだよ.....」


と目の前が真っ白になるぐらい全力で階段を走った,,, 


その後、廊下に出れたが自分の足は、パンパンである。


井宮|『ここだよな...ここ地味すぎて掃除担当が決められなかった場所  だったな..いい噂は聞かないんだけどなぁこえー...』


トイレの老朽化が進み、どこかから水の漏れる音がずっと聞こえている

けれど床と扉は、意外にも綺麗であった...

そして、ドアを開けトイレに座ると.....隣から声が聞こえた....


近藤|『お前遅せぇよ、先に食べ終わったよ』


 

この男実は、足だけではなくご飯を食べるのもめちゃめちゃ早いのである。


井宮|『お前何に関しても、早いんだよ....まあいいや俺の雑談相手になってくれよ』


近藤|『あっ!ごめん、彼女との約束事忘れてたわ!!ハハw』


井宮|『お前って言うヤツは...まあ行ってこい人生最後の彼女かもしれな         いからなッ!!』


この近藤、何に関しても平均よりいつも上で、天然であるため一部の女子から大人数で3ヶ月前から彼女ができていて、インスタント日誌にいつも投稿している。


正直ムカつく。


井宮|『よし、じゃ食べるか....』


パッチと割り箸を割って、うどんを啜る。


井宮|『やっぱぶっかけうどんが美味いよなー』


ずるずると、掃除機の様に麺がなくなっていく....



井宮|『ごちそう様でした.....よしじゃあそろそろ出るか...改めて俺どこで食べてんだ?まあいいや出るか....』


その時に、突然目の前が霧の様な物が出てきた...なぜか脳内がこの世の

全てを考えて............


井宮|『なんだよ...これ、は"ぁ"!!やばい、なんか変だ、ここは危な     

     いかもしれないとにかく逃げなきゃぁ...............』


意識も無く、ビックベンの鐘の様な『ザッーン!』が頭に響いて冷たい床に横たわった...







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