第35話 老いを受け入れる

 頭に白いものがちらほら…白髪がだ。

 

 数年前から確実に白髪が増えた。白髪染めをしてたこともあるが、今ではありのままでいる。


 私は昔から視力がいい方である。伊達メガネ以外はかけたことがない。


 段々と小さな字が見えづらくなってきて、字がぼやけて見えてきて、仕事に支障をきたすようになった為に、おしゃれな眼鏡を作った。

 

 眼科では乱視も入ってるので、Dr.の気遣いなのか、老眼とは言われなかった。


 職場では、私の眼鏡をかけた姿が認知されるまで、周りのスタッフやゲストがざわざわして、

 

 「えっ!!眼鏡」


 「どうしたんですか?」


 と薄ら笑みを浮かべながら、聞かれることが多かった。


 こんなにまで、周りの方をざわつかせてる。

私もそれが慣れなくて、嫌な気分になることもあったが、


 「老眼鏡なの。」


 とはっきりと伝えた!


 私自身、じぶんの目の衰えを受け止めることがなかなか出来なくて、戸惑いもあった。

 

 今では、目の老いもゆるやかに付き合っていこうと思う。


「私は老眼です。」ニッコリ。




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