第35話 武将ファイブのあらすじを殴り書きしたのよねぇ……。
俺達五人は大学のサークルで知り合った。
偶然と言うには出来過ぎな位、俺達には共通点があった、それは……、戦国武将と名前が一緒だと言う事だ。
俺の名前は
ちなみに部員は
※
『ありがとうごさっしたーっ』
ある日俺達はコンビニから出た所で弱っていた白いネコを発見した。
家康が近寄って、
「みんなっ、来て! ネコちゃんがっ!」
マサムネも覗き込み
「うわぁ、……コレはもう助からないかもなぁ」
俺達は何もする事が出来ずにいたその時、血を流していたネコが急にムクッと起き上がり、
「ふ〜っ、危なかったぁ! 物理的攻撃はボクには効かないのに、学習しないなぁ、もぉ〜っ」
日本語を喋り出した。そして俺達を見回して、
「ボクの名前は野獣ジュウベエ、ボクと契約して戦隊ヒーローになってよ! そして『アース帝国』のボス『カオス』をやっつけて地球の平和を守って欲しいんだ!」
驚いている俺達に向かって、更に続けた。
「アイツらは時空を操って色々な時代に行って歴史を変えようとしてるんだ! もし、そんな事が起こったら今のこの平和が無くなってしまうかもしれない。そこで君達が奴等の時代に行ってやっつけて欲しいんだ!」
「そう言われたら、ヤルしかないよな!」
シンゲンが言うと、
「やるしかないわよっ、ねっみんなっ!」
秀吉がみんなに目配せをした。
「うんっ! キミの名前も『ヤギュウジュウベエ』みたいだしねっ♡」
家康も乗り気だ。
俺は、「でも、そもそもどうやって行くんだ、そんなトコ?」
そう言うとジュウベエが時計の様なモノを出して、
「コレはね、『ソウルメーカー』と言ってね、コレを使って変身、数字を入力すると行きたい年数に行けるんだ。 ……ただ、ココに付いてる『絶望メーター』がMAXになるとソウルメーカーが割れちゃって……」
するとそこにコンビニの制服を着た男が血相を変えてやってきた。
その男は翔平と言って、俺の高校の同級生でコンビニでバイトをしている。
「まだ生きてたのかぁ〜っ! ダメだ、コイツの言う事を聞いちゃダメだぁ〜っ!」
そう言って翔平は走ってきてジュウベエを蹴り上げた。
「ぼへっっ」
ジュウベエは血を流して倒れた。
「何すんだテメーッ!!」
「ヒドイっ、酷すぎるっ!!」
翔平は必死に、
「コイツに騙されたヤツが何人も死んでるんだ、騙されちゃダメだぁーっ!!」
すると秀吉が
「こんな可愛いネコちゃんが人を騙す訳ないでしょ?」
俺達は力ずくで翔平をコンビニに追いやり、ジュウベエをかくまった。
そして俺は、
「俺はやるぜっ! ジュウベエと契約する! みんなもやるだろっ?」
「「「「おぉっっ!!」」」」
そう言った途端、ソウルメーカーは光を放ち俺達の腕に巻きつかれた。
翔平は「クソっ、まただっ!」と言ってレジのカウンターを叩いて
さっきまで血だらけだったハズのジュウベエは嘘の様に元通りになり、
「くれぐれも絶望メーターをMAXにさせないでね、約束だよ!」
そう言うと、フッと姿を消した。
※
そして時は戦国時代、俺達はアース帝国がこの時代を支配しようとしてる事を知りやって来た。
次々と街を滅ぼすカオスとその軍団、そこに
『ノブナガレッド!』
『マサムネブルー!』
『ヒデヨシイエロー♡』
『シンゲンブラック!』
『イエヤスピンク♡』
「俺達は悪を滅ぼす正義の武将」
「「「「「戦国戦隊武将ファイブ」」」」」
「……何だ貴様ら? 皆さん、やっつけてしまいなさい」
冷静なカオスの声と共に襲い掛かる敵。
「トゥー!」 「ヤーッ!」
「ハーッ!」
次々と敵を俺達は倒していった!
だがしかし、
倒しても倒しても次から次へと現れる敵、そしてこのアース帝国は未来から最新の武器を次々と魔法で取り寄せ、次第に俺達は劣勢に立たされた。
「ヤバいぞ! ノブナガ!」
「もーっ、どうするのよっ!」
そこに爆弾が飛んで来て俺達は吹っ飛ばされた。
「「「「「うわぁ〜っっ!!」」」」」
更に容赦ない敵の攻撃に追い込まれ、俺達の絶望メーターは溜まっていく。
「何だよ! 戦隊ヒーローは勝つんじゃ無いのかよっ!」
シンゲンが地面を叩きつけた。
「コレでトドメです!」
ドカーン!! 💣🔥
カオスからの攻撃で、また俺達は吹っ飛び、力尽きた。
そしてイエヤスピンクの絶望メーターがMAXに達した時、ソウルメーカーが割れて変身が解けた。
生身のカラダに戻ったイエヤスの心臓から光が飛び出し、その光は、……なんとジュウベエの口に入っていった。
「どういう事だ? ジュウベエっ!」
俺が叫んでもジュウベエは無表情のまま、
「だから言っただろ? 絶望メーターを貯めるなって もう、ワケがわからないよ!」
「うわぁぁ〜っっ!!」
みんな半狂乱になり、次々とメーターがMAXになり、光がジュウベエの口に入っていく。
俺も、……もう、ダメだ。
と、そこに、
「ノブナガーっ!!」
一人の戦士が現れた。
「
そう言うとオオタニは次々とカオスの軍団をやっつけていく。
それを見たカオスは、
「ちっ、またオマエか、……一旦引くぞ」
そう言って姿を消した。
変身を解除したオオタニゴールドは、あの時コンビニの制服を着ていた同級生、翔平だった。
「また、……間に合わなかった」
「な、……なんで、翔平……」
翔平は、目に涙を溜めて、
「ジュウベエは言葉巧みに人を戦隊ヒーローにさせて、みんなの絶望を食べて生きる魔獣で、カオスの部下なんだ」
「俺達は、……騙されたんだな、あの時、翔平の言う事に耳を傾けていれば……」
翔平は涙を流しながら、
「また、元の時代に戻ってやり直しだ。それでも、……俺は何度でも繰り返す、そしてお前達を救ってみせる!」
「ご……めん、翔平……、俺達ってホントバカ……」
ソウルメーカーが壊れ、ノブナガの心臓から光が飛び出して、ジュウベエの口に……、
「お腹いっぱいだよ、またね、翔平!」
そう言ってジュウベエは姿を消した。
「くそっ、今度はもう少し早く接触しないと……」
翔平はスマホの様なモノをタップしてまた現代に戻っていった。
※
翔平視点
「ボクと契約して『戦隊ヒーロー』になってよ!」
……また、この世界線でのノブナガ達はジュウベエと契約してしまった。
この運命を変えられないのなら、俺がみんなと力を合わせて、アース帝国をやっつければいいんだ!
※
そして戦国時代。
「うわぁ〜っっ!!」
「もうダメだぁ〜っ! 次から次へと敵が来るよ〜っ!」
「もう、戦えないよ〜っ!」
そんな声が聞こえる中、
「やっと、間に合った!! みんなっ、コレを受け取れっ!」
俺はスマホの様なモノをみんなに渡した。
「オレはオオタニゴールド! 未来から来た君達の味方だ! 一緒にアース帝国を倒すんだ!」
「コレは、……何だ?」
ノブナガが聞いて来た。
「コレは『ソウルメジャー』と言ってタップすると『ソウルメーカー』が解除され、新しい変身フォームに変わりこれまでの五倍の力が出せるんだ! さぁみんな『ソウルメジャーで変身だっ!」
「よーし、やってやるぜ、みんなっ!」
「「「「おーっ!!」」」」
「「「「「武将チェンジ!!」」」」」
『ノブナガレッド!』
『マサムネブルー!』
『ヒデヨシイエロー』
『シンゲンブラック!』
『イエヤスピンク♡』
そして、
『オオタニゴールド!!』
「悪を滅ぼす正義の武将!!」
『 💫戦国戦隊武将ファイブ!!』
「いくぞ〜っ、みんなっ!」
ノブナガの声に続き、みんなが次々とカオスの手下をやっつける。
「ヤーッ!」 「トゥー!」
「ハーッ!」
最新ビームライフル、レーザーブレイドで切りつけていく。
そして残るはカオスただ一人、……と、ジュウベエ一匹。
するとカオスは、
「ジュウベエの命、我に捧げよ!」
そう言うとジュウベエの口から光が飛び出してカオスのカラダに入っていった。
光と共にジュウベエは消えた。
カオスのカラダは見る見るウチに巨大化した。
それでもノブナガ達は、
「喰らえ、必殺『サムライバースト!!』
五色の光が絡み合ってカオスに突き刺さる。
「うわぁぁぁっっっ!!!」
「ググッ、……まだまだ、だ!」
そこにオオタニゴールドが
「エンジェルビーム!!」&「エンジェルフラッシュ!!」
「うぁぁっ、にっ、二刀流だと……!」
ドカーン!!💥
カオスは爆発音と共に光となって消えていった。
※
変身解除した六人、俺はみんなの笑顔を見て、
「ノブナガ……やっと、……やっとお前を救えた!」
涙が止まらなかった。
ノブナガが俺の肩を叩いて、
「ありがとう、翔平! また新たな敵が現れたら俺達も一緒に戦うぜっ!」
そして笑顔で六人で手を取り合った。
終わり
第36話舞台挨拶編に続く!
※※
急いで書いたからめちゃくちゃだけど、コレを踏まえて前話の応援上映編を読み返してみてね!←PV2倍第作戦!!
はい、やる事やったので、まもなくこの茶番劇もおしまいでふ♡
♡を付けてコメント書いて、★やレビューも書いてくれたら嬉しいな!
あとね、私、桜蘭舞をフォローすると、次回新作の告知が行くハズ!
黒桜「新作は2話まで下書き出来てるから、私の気分次第でいつでも公開出来るのよ!」
桜「『G'sこえけん』参戦するのね!」
黒桜「作者がヘタクソだから、20000字以内とか無理なんじゃない?」
とりあえず完結してから考えまふ⤵︎
お詫び 私ね、昨日予約投稿してそのまま体調崩して『カクヨム』開いてなくて気付かなかったわ。
予約7月30日になってましたの。どうかしてたわ、楽しみにしていた皆様、ごめんなさい🙏←そんな人いる?
♪読んで頂きありがとうございました♪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。