異世界の陸戦の王

第3話これでも転ぶことができますか？

「あれ、スライムですね」

「スライム？」道を歩いていると、手にした落下心炎を鑑賞していたところ、アスナの話を聞いて江戸川はすぐに前を向いたが、目標を見て笑った。

「ゼリーだったのか。アスナ、どいて、私が対処しましょう」

　それを聞いて、自信満々の江戸川を見て、手を出そうとしたアスナはしばらくためらった後、手にした宝剣を置いた。

「わかったよ、じゃあ新蘭、気をつけてね」

「うん、安心して」

　笑って返事をして、ぴょんぴょん跳ねて自分に襲いかかってくるゼリー一家を見て、江戸川も時間を無駄にせず、すぐにそれらに向かって突き進んで、その風の要素に匹敵する速度はアシアナを思わず驚いて口を大きく開けた。

「速いスピードですね。この異火は不思議ですね」

　秋風が落ち葉を掃くように、半分もしないうちに江戸川は簡単に戦いを解決した。アスナは様子を見て、速やかに小走りで江戸川のそばに来て、地上でゆっくり溶液になっているスライムを見て、アスナは思わず称賛した。

「新蘭、すごいね。早くスライムを全部解決してくれたなんて」

「ははは、これは何でもない。主に落下心炎がひどいんだよ。それがなければ、私は普通の人だし、そんなことをしたことがあるわけがないだろう」と手を振ると、江戸川は素直に笑ったが、アスナはこの謙虚な答えを聞いて、江戸川にまた少し好感を持った。

「よし、アスナ、出発しよう」

「うん」

　うなずいて、アスナと江戸川は歩いて行ったが、一歩踏み出したばかりで、他に何があったのか分からなかった。スライムの溶液に足をかけたアスナは急に足を滑らせ、悲鳴を上げて後ろに倒れた。江戸川で反応が速く、手をかけるとアスナを懐に抱いたが、スライムの溶液はあまりにも滑りやすく、アスナを抱きしめた後も江戸川はしっかり立つことができなかった。二人は結局一緒に芝生に落ちた。

　....

　目が合って、ショックを受けたアスナを見て、冷たく柔らかい唇を感じて、江戸川は愚かな顔をしていた。

「自分が転んで、アスナの体に押し付けられただけでなく、ちょうどキスをしていた？それは偶然だろう？でも、この唇は柔らかいな……」

「今はどうすればいいの？鉄を直接熱いうちに打てば？」

　頭の中にそんな思いが浮かんだかと思うと、江戸川は思わず行動に移し、直接舌でアシアナの歯をこじ開け、アシアナの口の中に差し込んで、アシアナの柔らかい舌に絡みついた。そのすばらしい味に江戸川の心は思わず揺れた。

　しかし、江戸川がじっくり味わうのを待っていないうちに、入り口に侵入した異物がアスナを一瞬にして目を覚まし、手を伸ばし、慌てて江戸川を突き放したが、江戸川もすぐに反応し、アスナの真っ赤な顔を見て、急いで謝罪した。

「すみません、アスナ、私はわざとではありません。私はさっき、思わず、自分をコントロールできなかっただけです。許してください」

「思わず？」それを聞いて、アスナの顔は思わず熱くなり、頭の中に考えが浮かんだ。

「もしかして新蘭は自分のことが好きなの？」

　アスナは心の中でよく知っていた。このことは確かにニューランを責められない。このすべては、自分がうっかり転んでしまったからだ。もし自分が転んでいなければ、ニューランは転ばなかっただろう。2人はキスをしていなかっただろう。さっきのように、自分が溺れていなければ、ニューランは救助する必要はなく、自分の体は光を見られず、人工呼吸や心肺に蘇生されることもなかった。

　だからこの時、アスナは新蘭の気を起こしていなかったし、新蘭には奇妙な感じがした。アスナにとって、その前に新蘭の役は恩人と友人で、心肺蘇生と人工呼吸の行為は親密だったが、それは結局自分を救うことだったので、あまり考えなくてもいい。

　しかし、さっき転んだ後のキスで、思わず舌を自分の口の中に入れてしまったニューランの行動は、確かに恋人ならではのことで、アスナはニューランとの関係を考え直さなければならなかった。もしニューランが自分のことを好きになったら、自分はどうすればいいのだろうか。

「とにかくごまかしておこう」と思うと、アスナはすぐに立ち上がり、顔はまだ赤くなっていたが、落ち着いたふりをして笑った。

「わかりました。じゃあ、新しい蘭、前に進みましょう」

「おお、いいよ」何事もなかったかのように振舞おうとしたアスナを見て、江戸川も非常に協力的に声をかけ、二人はすぐに再出発した。

　　“咦，是史莱姆呢。”

　　“史莱姆？”走在路上，正欣赏着手中的陨落心炎，听到亚丝娜的话，江户川立刻便向前望去，但在看到目标后，却是忍不住一笑。

　　“原来是果冻啊，亚丝娜你让开，让我来对付它们吧。”

　　听到这话，看着自信满满的江户川，正准备出手的亚丝娜犹豫片刻后，便放下了手中的宝剑。

　　“我知道了，那新兰，你小心一点哦。”

　　“嗯，放心吧。”

　　笑应一声，看着蹦蹦跳跳向自己袭来的果冻一家子，江户川也不浪费时间，立刻便向它们冲去，那堪比风元素的速度让亚丝娜不由惊讶的张大了小嘴。

　　“真快的速度啊，这异火可真神奇。”

　　如同秋风扫落叶一般，不到半分钟，江户川便十分轻松的解决了战斗，亚丝娜见状，也是迅速小跑着来到了江户川的身边，看着地上正在缓缓化作溶液的史莱姆，亚丝娜忍不住称赞道。

　　“新兰你好厉害啊，居然这么快就把史莱姆全都给解决了。”

　　“哈哈，这没什么啦，主要还是陨落心炎厉害啦，如果没有它，那我就是一个普通人，又怎么可能打的过这些东西呢。”挥挥手，江户川坦诚的笑道，而亚丝娜在听到这番谦虚的回答后，也是对江户川又多了几分好感。

　　“好了，亚丝娜，我们继续出发吧。”

　　“嗯。”

　　点点头，亚丝娜和江户川便迈步向前走去，可才刚刚踏出一步，也不知没注意还是其他什么原因，踩在史莱姆溶液上的亚丝娜突然脚下一滑，然后便惊叫着向后倒去，好在江户川反应迅速，一把便将亚丝娜抱在了怀中，但史莱姆的溶液实在是太滑了，在抱住亚丝娜后，江户川也没能站稳，两人最终还是一起摔到了草地上。

　　....

　　四目相对，看着满脸震惊的亚丝娜，感受着冰凉柔软的嘴唇，江户川是一脸的懵逼。

　　“自己摔倒了，不仅压在了亚丝娜的身上，两人还刚好亲在了一起？这也太凑巧了吧？不过，这嘴唇好柔软啊....”

　　“现在该怎么办呢？要不...直接趁热打铁？”

　　脑海中刚刚冒出了这么一个念头，江户川便不由自主的付诸了行动，直接用舌头撬开了亚丝娜的牙齿，伸入亚丝娜的口腔中，缠住了亚丝娜那柔软的舌头，那美妙的滋味让江户川心中不由一荡。

　　可还没等江户川细细品味一番，那侵入口中的异物便让亚丝娜瞬间清醒了过来，伸出手，惊慌的将江户川一把推开，而江户川也是很快就反应了过来，看着亚丝娜那通红的脸蛋，连忙道歉道。

　　“对不起，亚丝娜，我不是故意的，我刚才，只是有些情不自禁，没有控制住自己，请你原谅我吧。”

　　“情不自禁？”听到这话，亚丝娜的脸蛋不由一烫，脑海中不由冒出了一个念头。

　　“难道新兰喜欢自己吗？”

　　亚丝娜心中很清楚，这事的确怪不了新兰，这一切的一切，都是因为自己不小心摔倒，如果自己没有摔倒，那新兰就不会摔倒，两人就不会亲在一起，就像刚才，如果自己没有溺水，那新兰就不需要施救，自己的身体就不会被看光，也不会被人工呼吸和心肺复苏。

　　所以此时此刻，亚丝娜并没有生新兰的气，而且还对新兰有了一种很奇怪的感觉，因为对亚丝娜来说，在这之前，新兰的角色是恩人和朋友，虽然心肺复苏和人工呼吸的行为比较亲密，但那毕竟是救自己，所以不用去想太多。

　　可刚才摔倒后的亲吻，新兰情不自禁将舌头伸入自己口中的行为，却是实实在在的，只有恋人才会做的事情，这让亚丝娜不得不重新考虑和新兰的关系，如果新兰喜欢自己，那自己该怎么办呢？

　　“总之先敷衍过去吧。”想到这，亚丝娜立刻站起身，虽然脸蛋依旧羞红，但还是故作镇定的笑道。

　　“我知道了，那新兰，我们继续前进吧。”

　　“哦，好啊。”看着似乎是想要装作无事发生的亚丝娜，江户川也是非常配合的应了一声，两人随即再次出发。