用語設定集③
・「古代アスラ時代」
今から千年以上前に存在していたとされるある帝国の興隆した時代のことを指す。
その国は単に「アスラ」と呼ばれたり、ただ「帝国」と称されることもある。
多くの国を呑み、大陸制覇を成し遂げかけたとされる巨大な国家だが唐突に崩壊したとされている。
原因は不明、今の時代よりも遥かに優れた魔導文明があったとされている。
・「天帝七国時代」
「帝国」の崩壊以降、大小さまざまな国が興り、そして消滅していくという動乱時代があり、最終的に七つの国家が築かれたとされる。
その国家群のどれもこれもが帝国の後継を称していたことから「天帝七国時代」と呼ばれている。
この時代はしばらくの間、国家間でそれなりの問題を起こしつつも国々は安定して発展していたとされるが後の起こる「大戦」によってその時代も終わりを迎えることとなる。
・「古代」
主に大陸全土を巻き込んだという「大戦」以前の時代の総称。
「大戦」によって多くの歴史的な資料などが消失、散逸してしまったため不透明なことが多くある。
一般的な市民では古代についての知識は殆どない
・「大国アジュバラ」
「天帝七国時代」における一国、大陸の北東部の山々――ブレジオフ山脈にその国はあったとされている。
大陸北東部に今も伝わる伝説である「火の八日間」にて「燎原のファティマ」の力によって滅んだとされている。
・「燎原のファティマ」
大陸北東部に伝わる伝説の古代兵器。
「大国アジュバラ」を滅ぼしたとされている。
大本は「帝国」によって確立された魔導兵器である魔導機兵ファティマの技術を用いて大型兵器へと転用したもので「ニーデムベー」という「天帝七国時代」の一国が作った魔導機神シリーズの一体。
現在では「イリージャル」の防衛機構として組み込まれている。
・「イリージャル」
古代アスラの時代に技術の粋を集めて作られた軍事空母兼兵器生産プラント船。
船とはいっても中に居住スペースや食料生産プラントもあり生活することも可能、基本的に動くことが無かったので単なる水上軍事基地と誤解されて伝わっている。
AIである「ヤハトゥ」によって管理されているが今までは上位者が居ないので休眠状態となっていた。
・「封魔錠」
魔導士を拘束するための特殊な魔道具。
魔導士が魔法を使う際、体内の魔力を体外へと放出する必要があるがその通り道を封じられると当然魔法は使えなくなる。
主に魔導士は手から魔力を放出するので手枷型となっており、一度嵌めれらると魔法を使うことはほぼ不可能となる。
当然、手枷としての強度も十分にあるため。
・「隷属の首輪」
精神を支配する魔法術式が刻まれた魔道具。
対象の首に嵌めることで発動し、嵌めた相手の命令に従うようになる悪名高い代物。
王国においては人の精神を侵す魔法をセレスタイトが「下劣であるで品性のない」と称したことから、そもそも存在しないがアスガルド連邦国においては盛んに研究が行われている。
希少な鉱石が必要となるため、等級の高く効果も高いものは非常に数が少ないが効果が低い等級の低いものは数多く存在し、亜人種狩りなどで有効的に活用されている。
使用上、基本的には使い捨ての魔道具で解除すると壊れてしまう。
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