漫画（新刊/2024年1月～3月）

まずはBL作品から、3本続けて参ります。

◆『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(13)豊田悠

気になっていた柘植と湊の行方、すれ違っているようでちゃんと通じ合っているのがエモい。ifルートでも心の声うるさい黒沢（笑）。モーニングルーティーン全キャラ分たすかる。そして六角→藤崎がキてる……のか……？

◆『佐原先生と土岐くん』(7)鳥谷コウ

after schoolと銘打った番外編。利瀬や佐原弟のエピソードなど盛り沢山。土岐父の衝撃告白で爆笑。遺伝子仕事しすぎ。主CPは箱根デートの思い出から甘々の現在に繋がる演出がとてもよい。描き下ろし、土岐くん準備してたってよ！

◆『巨乳好きなのにBL界に転生しました』(4)尚月地

鬼塚と銀河・幸男の過去話がシリアス……からの乙川ご乱心で草。古のオタ話が解像度高すぎて読者に流れ弾。桜母娘の修羅場も解決してよかったね？　鬼塚のヒロイン力よ。一途さと健気さに涙が止まらない。主人公、信じてるぞ……！

続いて、名作ラブコメ『ハイスコアガール』の続編です。

◆『ハイスコアガール DASH』(5)押切蓮介

引き続き過去編。濃ゆすぎる大野母との対決。ハルオの恋路を守るため奮闘する「良い女」小春。大野母にニコタマにハルオに示された進路の先＝教師時代へ再び。校長の自宅訪問。ダイナミック入室が実に押切テイストでニッコリ。

最後は、こちらも名作『ダイ大』の前日譚を2巻分です。

◆『ドラゴンクエストダイの大冒険勇者アバンと獄炎の魔王』(8)(9)三条陸/芝田優作

8巻。マトリフ対ガンガディアは開始前の皮肉をぶつけ合う場面からして堪（たま）らない、見どころと名台詞だらけの名勝負でした。ガンガディアは本作で一番好きなキャラ（暫定）。次巻おまけで親衛騎団が共感しているのも頷（うなず）けます。

最新9巻はロカ＆レイラ夫婦の格好良さが限界突破。レイラはお父様も素敵。大迫力のアクションは勿論、表情の描き方にも注目です。どのキャラも万感の想いがページ越しに伝わってきます。カバー裏のセルフパロはほっこりと切ないが5:5。

ところで、『獄炎』8巻発売当時（2023年8月）はこの『新刊～』コーナーも始まっていなかったのですよね。それが今回で早くも11回目を終えてしまいました。更新頻度は不安定ですが、今後ともゆる～くお付き合いいだければ幸いです。

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