あなたは希望

無法地帯

「不細工な子供だって旅をしたい」なんて言っても

爪の先立って 胸と意地張って 大人しく見つめるばっか

友が遠くへと突っ走った日を　いつか向こうへと指切った日を

明るい方へと誰よりも立ち向かう姿を思えば

孤独じゃないから一人でいいと叫ぶあなただったら

最後に雨を飲み込むために生まれ落ちた僕だったら

地を蹴って　変わりたくって　願い始めた

変わらない強さへ

こんな身体でひたすら抗っていこう騙し騙し　たった一人で

何にも知らずに欲しがってしまう熱い未来　あなたと二人で

眩しすぎては心まで影ができるから光はぽつり　ちっぽけでよくて

つわものどもがゆめのあと ここは無法地帯

くつむすべのろいほどけよ 今日はどうしたい？

「あの頃は子供でした」と大人でいるつもり ずっと？

まるで懐かしい夢 叶えずにあざ笑って そうやって遠ざけては

待ち望む誰かが待っているのも　困らせちゃうな僕たちの子供も

遠い遠い昔　描いた未来を守れなかったなら

褪せた雲の向こうでもいる太陽が顔を覆うくらいなら

地図にない道を何しようと構わない僕の手があるから

勇気を掴んで　姿を変えて　駆け出した

変わらずにその傍へ

幸せ願ったら傷が痛むように消えはしない　あなたからの幸せ

敵の燃える心は吹き消してしまえあと一息　気が晴れるまで

その為なら今すぐ流してしまおう涙はほろり　笑い合う為

キザを投げ売った暮れのあと ここは無法地帯

どの時かは忘れても あの時よかったと信じたい