筆の速さは重要なのだろうか?

 筆の速さは重要なのだろうか??


 最近ふと思うことがある。


 毎日2500文字で40日後に書き終わる作家。

 毎日5000文字で20日後に書き終わる作家。


 1時間で2000文字書く作家。

 1時間で3000文字書く作家。


 どちらが作家として優れているのかと。


 私が思うに——。


 筆が速いのは武器になる。

 だが、速すぎても意味がないのではと。

 正直な話、読者にとっては、20日で書き上げても、40日で書き上げても、同じ作品だ。

 つまり——。

 最終的な評価軸は、完成度勝負になる。


 あくまでも、私の見解に過ぎないが——。


 毎日の執筆速度はどれくらいか。

(プロとアマを含めての値)


 その答えは——。

 毎日2500文字が平均値だと思ってる。

 標準偏差も±2500文字かなと。

 そう考えると——。


 0〜5000文字の間に、68%に該当して。

 0〜7500文字の間に、95%に該当する。

 残りの5%は7500文字以上書いている。


 プロ作家の中には、毎日1万文字や毎日2万文字も書く化け物もいるらしい。だが、そんな化け物たちは、上位5%と考えていいはず。


 プロ作家の平均値は5000文字で。

 ±2500文字と考えると、話は速い。

 2500〜7500文字の間に、68%。

 0〜10000文字の間に、95%。

 そう考えると、納得できる数値である。


 速筆作家を目指したい!!

 そう考えている人は、毎日1万文字を天井にし、それを達成する方法を考えるのみだ。


【番外編】


 速筆作家が目指すべき場所とは——。


 他作品を同時並行で書き上げることではと。

 同じ作品を毎日1万文字も書くのは、アイデアが枯渇する可能性が高い。

 なので、毎日1万文字書けるのならば。


 1話2500文字の作品を4作書くこと。

 実はこちらの能力が大切ではないかと。


 1話2500文字のアイデア量を1とすると。

 毎日1万文字なら毎日4のアイデア量が必要になる。たった1日なら書けるのだが、毎日書くと仮定すると——1週間で28も必要になる。


 私が思うに——。


 1週間で考えられるアイデア量は10だ。

(1作品のアイデアを1週間で考える量ね)


 これぐらいなら無理なく続けられるはず。

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