「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部」死する蝿
八神彼岸寺
死する蝿因果の果てよと合掌す
死する蝿因果の果てよと合掌す
邪魔な蝿を叩いたところ、蝿は痛恨の一撃を食らって墜落し、そのまま息絶えようとしていた。死の間際まで蝿は手足をこすり、そのまま動かなくなった。
もしかしたら、この蠅は、何かしらの因果を背負った末に虫になったのかもしれぬ、と思った。
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