第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部

すらかき飄乎

霹靂か落つると見れば男兒吟詠して奇に響もす


霹靂かむとけか落つると見れば男兒をのわらは吟詠ながめごとしてあやとよもす



 太陽曆六月十五日は、剛田武少年の生誕せし日也と云へり。

 土管上にて歌會の催さるべければ、かれには慶事とならむも、他の童子わらはどもには、凶事となるべけむか。

 むべ、禍福は糾へる繩なるよ。






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