第30話 ベス改めてエリカになる

 ベスさんを眷属化する事で、一命を取り止めたのは良かったんだけど、問題は若返った事なんだよね(汗)


「ベスさんは、これからどうするの?冒険者協会の仕事を続けるのは流石に無理だよね?」

「あぁ、その事かい。あたいはハルカと同じ集落から妹のアニエラの事が心配で、追いかけて町にやって来たって姉ちゃんでいいよ。名前は……エリカだ!今日からあたいはエリカだよ」


 ベスさん改めエリカが、私達と生活する説明はこれで良いとして、問題は協会長エリザベスの事をどうするかだ。今日も元気に仕事をしてた協会長が、明日からは来なくなっちゃうからね……


「で、協会長の方はどうするの?」

「簡単じゃないか!『辞める』って手紙を町を収めるフェルナンド伯爵に送って終わり♪」

「そ、そうだね~……(汗)」


 若返った事で、温厚で親切な性格は完全に無くなっていたよ。ある意味でエリカという新しい仲間だと受け入れやすそうに思えたの。だって……見た目も性格も別物なんだもん(苦笑)


「これからの事は決まったから、後片付けを済ませて汚れを落としたら寝るよ」

「後片付けの後は風呂かい、良いねぇ〜♪あたいも参加させてもらうよ(ペロリ)」

「えっと……エリカは控えろって言ってたよ?」

「あの時はね、今なら覗いておっ勃てたモノを砕いてやるから大丈夫だよ(笑)」

「お〜!エリカもハルカの魅力が判るの?うんうん一緒に楽しもうね〜♪」

『2人とも、ハルカか開発したのは僕だからね。僕へのリスペクトを忘れないようにね』

「は~い♪」「おぅ♪」


 この日からエリカも加わって、さらに激しい性活が始まったの……私って2人とスキルの主なのに……弄ばれてるんだけど……まぁ、確かに嫌ではないんだけど(笑)


「はぁ……はあッ、もぅ終わりねっ……」

「ん?あたいはまだまだやれるよ?」

「ハルカ相手ならまだまだいけるよ?」

「だめっ、パーティー登録に行くんだから」

「仕方ないね。あと1回イカせたら朝飯食べて協会へ行くって事で良いよな?」

「うん、そうしよう〜♪」


 結局2回イカされてから朝食を食べて後に、エリカのハンターとパーティー登録をするために、3人で冒険者協会へ向かったの。


「ねぇ、エリカはその服装で大丈夫なの?」

「あたいは緩い服が嫌いでね」


 エリカの服装は体のラインがハッキリ判って、今にも下着が見えそうな超ミニワンピース。更に背中が『パックリ』と開いてるの。

 一緒に歩いてると、男の人の視線がエリカに集中してる事が一目瞭然だった。そんな視線を無視しながら冒険者協会の建物へと入っていった。


「ルカさん、アニエラの姉エリカが心配だと言って追いかけて来ちゃったので、ハンターとパーティーの登録をお願いします」

「はい、こちらの用紙に記入してくださいね」


 エリカの登録内容はこんな感じね。


【名前】エリカ

【年齢】20歳

【職種】魔法鞭士

【属性】水・風・火


「おぉ、流石はハルカさん達と同じ集落の出身ですね。魔法を使える3人のパーティーは大きな都市でも珍しいですよ」

「あたいの集落じゃ普通だよ。登録は終わったなら討伐依頼でも受けてくかい?」

「オークの依頼があるか掲示板を見てみるね」


 そう言ってから掲示板へ向かおうとすると、ゲスな視線をした男がエリカに近づいて来た。


「始めて見るな。良い身体じゃねえか?俺と一発しないか?」

「へぇ〜、あたいに興味があるのかい?」


 エリカはそう言って前屈みになって、大きな胸で挑発すると男は興奮してガン見する。


「おぉ~、見ただけで勃ったじゃねえか!直ぐに宿へ行こうぜ!」

「あんた、終わりだよ(笑)〚冷凍フリーズ〛!」


 エリカは男の股間を冷凍すると、勃ったイチモツと思われる場所を腰に巻いていた鞭で『バチンッ』と叩いて砕いたの……


「あっ、ぎゃあああ〜」

「あんたの男としての人生は終わったよ(笑)」


 エリカは大笑いしながら掲示板へと歩いて行ったので、私とアニエラも後を追ったの。

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