第5話 スピード問題(皆さんに聞きたい)
物語の書き方などは作者やジャンルなどで大きく違う。
途中から最大に盛り上がって、そのままのテンションで終わるもの。
逆に最初が大盛り上がりでどんどん下降していくものもある。
改定前の「WWW」は、アニメの手法を取り入れている。
区切り(アニメでいうCM)でカメラを別の観点で見るという方法。
例えばAという人物の目線で1~5の場面を担当すると5から登場したBは4・5から読者の認識を確認しつつ10まで進む。
(何を書いているんだ自分?)
だから、正直、読みやすさだけの観点なら、私は改定前のほうが実は分かりやすいと思っている。
ただ、一つ面倒なことになった。
話は基本的に「ポー→秋水→正行→石動さん」で石動さんまで行ったら逆に「石動さん→正行→秋水→ポー」という形であった。
問題は、この循環が欠けたとき、どう人物を書いていいか分からなかった。
(ここからネタバレ)
改定前は秋水が敵にやられて敵討ちに石動さんと正行が行くことでポーと再会し石動さんとポーの対決へ持って行った。
改定したときは敵討ちではなく、彼らの奥さんが誘拐されて秋水を含む三人が敵の基地へ潜入してポーと出会うという構図。
改定前は、その敵討ちの決心のために一度スピードを落とした。
たぶん、中だるみ状態だったろうなぁ。
なので改定の際には、それを辞めたが、どうもうまくいかない。
ムズイ。
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