第22話 オタクと謝罪
「オタク、すまん」
俺はすっかり忘れてしまっていたオタクに合流しすぐに謝罪した。
そしてヒナノの事などを話した。
すると……
「拙者のヒナノ殿がぁぁぁぁぁぁ!」
まあ、こいつはこんなやつだよな……
とか思いつついつもと変わらないオタクに日常が戻ってきた感じがした。
ここにヒナノが居れば完璧なんだけど……
「それとトウマ殿、そこの女子達は?」
そう、女子"達"だ。
ヒュウは女子だったのだ……
まあそりゃスラムとはいえ女の子と同じ部屋に男が止まらないよね……
ヒナノと一緒の部屋で寝てたらしいし多分どっかでヒナノも気づいてたんだろうな……
「ヒュウとメリーだ、ステータスに魔法があってな……エムジークに連れていく事にした、馬車も一人追加で」
「いきなりすぎる!」
まあ何だかんだ用意できるのは凄いよなこいつ……
「(そうだ、2人とも、呪いを解いた後に反転して祝福が授けられたのはまだ内緒だぞ)」
「(は、はい……トウマさんが言うなら内緒にしておきますね)」
「(なんで内緒にするんだ? 先生)」
「(いや、祝福って絶対レアっぽいし、情報もない今は様子見するって事だよ)」
2人は嫉妬の呪いを解呪したことによりそれに対応する天使、慈愛の天使ラミエルに祝福を授けられたらしい。
恐らく七大罪の呪いを解くと対応する天使の祝福を得られるのだろう。
その効果は凄まじく、レアなはずの光魔法をデフォルトで備えている上に特殊魔法まで手に入りステータスにも全体的に補正がかかるというチートにもほどがある効果だ。
そのためまだ持ってる人数も分からないこれは内緒にすることにしたのだ。
「それでトウマ殿、旅の用意はしてくれたでござるか?」
「あぁ、一応3人分、済ませてきたよ」
「それではもう出るでござるよ、また馬車のお金が無駄になるでござる」
「おう、行くぞヒュウ、メリー」
「はい!」
「楽しみだな〜、先生!」
2人がそこそこ楽しみにしてくれてるようで良かった。
あんなことはあったが子供だからか、スラムの住人だからなのか切り替えは早かった。
「エムジークか……なあ、確かあっちには効果の高い魔道具があるんだよな?」
「もちろんでござるよ! 魔術大国でござるから!」
「なら、人探しもできるな……」
「……あんまりこういうことは言いたくないでござるが……探すのもいいとは思うでござるが、居なくなったら居なくなったであんまり気にせずこの世界を楽しむ方がいいと思うでござるよ」
それは前の世界からの親友2人と、パーティメンバーの前田をこの世界に来てすぐに失ったオタクからの本音から来るアドバイスだった。
オタクも未だにブタオ達を思いだしてはいるのだろう。
しかしそれに気を取られて自分の人生を楽しめないのは友達にも失礼とオタクは考えていた。
(今の俺……カッコ悪くてヒナノには見せらんねえな……)
「あぁ、わかってる。
ヒナノは探す、だけどそれはそれとしてこの世界も楽しむ。それがいい、かな」
「おう、いいと思うぜ先生!」
「トウマ殿らしくはありますな」
「私も、ヒナノさんにはお世話になりましから! 探すの手伝います!」
この世界は厳しいし、まだ来て数日なのに濃い日常過ぎるけど……
「なんか、生きてる……って感じがするな……」
名前 トウマ 年齢16 種族人間
職業 聖騎士Lv.54 サブ職業 時空魔導師Lv.42
HP 680000/680000
MP 570000/570000
攻撃力 6800
防御力 7200
魔攻 5600
魔防 4300
俊敏 5690
運 60
〈スキル〉
・魔力操作 Lv.Max
・身体強化 Lv.Max
・剣術Lv.Max
・体術Lv.Max
・盾術Lv.4
・上級剣術Lv.Max
〈レアスキル〉
・職業切り替え Lv._
・鑑定 Lv.2
・言語翻訳 Lv._
・火魔法Lv.Max
・水魔法Lv.Max
・風魔法Lv.Max
・土魔法Lv.Max
・光魔法Lv.Max
・闇魔法Lv.Max
・無魔法Lv.Max
・雷魔法Lv.Max
・氷魔法Lv.Max
・炎魔法Lv.Max
・鉱石魔法Lv.Max
・嵐魔法Lv.Max
・火炎魔法Lv.Max
・大地魔法Lv.Max
・雪氷魔法Lv.Max
・時魔法Lv.Max
・空魔法Lv.Max
・時間魔法Lv.4
・空間魔法Lv.6
・聖魔法Lv.8
・暗黒魔法Lv.3
・騎士の心得Lv._
・魔導師の心得Lv._
・剣豪Lv.1
〈属性適正〉
・火(大)
・水(中)
・風(特大)
・土(中)
・光(超特大)
・闇(中)
・雷(低)
・氷(低)
・無(大)
・時(大)
・空(大)
今のステータスですね。
結構強い……
HPMPのMAXは9999万9999です
攻撃力などの運以外のステータスは99999にしようと思ってます、運は100がMAXかな?
もしかしたらインフレするかも。
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