走書

ハレノチ

2023.6.12

 持て余した創作意欲と、浮かばないアイデアに葛藤して筆をとっている。フィクションが書けないなら、とりあえず日記がわりにノンフィクションを書いてみようという魂胆だ。これでしばらく、何も浮かばなくてイライラすることがなくなればいいのだけど。

 ご覧の通り、これはエッセイにもならないただの呟きだ。このカクヨムにアカウントを作って数日、まだ一度も作品を出していない私が誰かの目に留まることなどないとは思うが、もしこれを読んでくれている心優しい人がいるのなら、一言断っておきたい。この文章には、何の生産性もない。もしも何かやるべきことや、気になっている作品があるのなら、迷わずそちらを優先してほしい。書いている私が言うのもおかしな話だが、この呟きから得られるものは何もないだろう。

 さて、先ほども言ったように、いわばこれは私の独白だ。考え込んでしまい、どんどん迷走してしまう癖がある私が、自分の頭を整理するのと、これから作品を書くにあたって文章の練習をするために書いているものだ。今まで何度も小説を書こうとしてきたが、結局どれも未完のまま終わっている。今回は最後まで目的を見失わず、しっかり書いていきたいものだ。


 書き始めてしまったからには、とりあえず今の頭の中を整理しておこう。後々見返した時にも役立ちそうだし。

 今回の私の目標の一つが、人にウケることを気にしないストーリー、キャラ設定で創作を楽しむことだ。ようは性癖に忠実にいこうという試みである。今まで私は、誰かに見てもらえることを前提に、批判されないような、そしてその人のお眼鏡にかなうような小説を目指しながら書いてきてしまった。当然、書いている側としてはとても息苦しい。それに加えて、やっとの思いで一話を投稿しても、他人とさほど繋がりを持っていなかった私の作品を読んでくれる人なんていなかった。私の努力不足が要因ではあるものの、当時の私は結構なショックを受けたものだ。これでは筆を投げてしまうのも当然だろう。

 しかし今回は、他人からの評価を一切気にせず、どんなに破綻した文章でも設定でもいい、と自分で決めた。今までとは違ったスタンスで、一作書いてみようと思う。

 とはいえ、せっかくアカウントを作ったのだから誰かの作品も読みたいし、やっぱり読んでほしいという思いもどうしてもある。そこで、私はまた一つ目標を立てることにした。

 一週間に最低2回、自分が好きだ、と思う作品を見つけてレビューを書かせていただくというものだ。三日坊主な私は、まずはこれを続けることを目指すべきだと思う。そうでなくては、小説を何話も書き続けられるわけがない。

 そしてこれを機に、自分より優れた人に嫉妬してしまう癖を治したいとも思う。純粋に作品を楽しむことができなくなってしまうからだ。そんな勿体無いことはしたくない。嫉妬心や競争心が無くなれば、或いはある程度抑えられれば、幾分か書くのが楽しくなるかもしれない。


 他人の評価を気にせず、性癖に忠実な作品を目指すこと、一週間に最低2回、好きな作品のレビューをさせていただくこと。この二つをしっかり守っていきたいと思う。

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