星の音色


 


多分ね、迷いながら僕たちは


星の音色を探していたんだ。


それはきっと人によってはただのガラクタで、


誰かにとっては夢の最果ての約束で、


そんな、曖昧な物を信じていたんだ。


 


星の音色が聞こえたので


僕らは無色のジャム・セッションで、世界を鳴らしたんだ。


踊る妖精の銀粉はパレード予告の七十七夜。


太古の記憶が囁くコーラスを


存在希薄の女神のソロで


今宵、夢の底に落ちて眠る少年少女に捧げよう。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


多分ね、見失いながらも僕たちは、


星の音色を探してたんだ。


それを誰かは後ろ指を指して笑うけど、


僕らにとっては夜を埋める確かのメロディー。


朝すら消した確かのリズム。


 


さぁ、夢から醒めた夢の中で


夢から消えた夢の中で


夢見た少年少女の夢の中で


 


 


星の音色を紡ごう?

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