信号にのぼったら宇宙が見えるよ?
君がそう言ったので
僕は可笑しかった
やっと僕の腰くらいまでの
背丈で見える世界で
純粋に時々小悪魔に
笑顔時々駄々っ子で
晴れ時々雨所により曇
それってズルイと呟きながら
ハイタッチして入れたスイッチ
だから今日も頑張れそうで
「信号にのぼったら宇宙が見えるよ?」
(けっこう、そんなモノかもね。この世の中)
「正義のヒーローなるんだよ?」
(勧善懲悪なんかあり得ないこの世の定義をひっくり返す
君の純粋に苦笑い)
「でも本当はコウモリになりたいんだ」
(君ならきっと、なんだって)
「だけど、やっぱりケーキ屋さんで美味しいって言って欲しい」
(おいしいがうれしいだなんて、知らなかったよ)
信号にのぼったら宇宙が見えるよ?
電気信号が明滅するような世界で
エネルギーに依存しながら 既存の考えを破壊しながら
本当に大切なことを忘れていって
駆け足で相手の顔を見ていない時にこそ
僕は、君の魔法の言葉を思い出したくなって
歌いながら うたた寝で 疑いなら殴り捨てて
お互いに 嘲笑いを捨てて ただ手を伸ばして
信号にのぼったら宇宙が見えるよ?
やぁ、宇宙。君に手を伸ばせる僕ら ココにいるんだぜ?
僕ら スグに手を伸ばせるぜ?
信号にのぼったら宇宙が見えるよ?
________________
2014年の詩。
たしか6歳の息子君が何気なく言った
「信号にのぼったら宇宙が見えるよ」
そのワードが素敵すぎて、つい走り書きした詩でした。
そういう意味でも懐かしい(笑)
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