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目次
夢物語
眠りについた子供達が
夢見た織歌
紡いだ途端に水泡と消える
微笑んだ英雄が
何気ない瞬間に紅の海で
君を抱きしめていたのに？
夢物語。
羽根のペンで語る物語
羽という名の足ならすでにあるから。
もう会う事のない人が
瓦礫の楽園を飛び出し
誰かと微笑む瞬間を見た
眠りにつけない子供達が口ずさむ
子守唄
奏でた途端に悪夢を呼ぶ
向こう側で羊達
手を降って
誘う眠りの世界で
レプリカの君が
ゲルニカの笑みで
兵どもが夢の後
僕らの足跡 羊の足跡
風化したのは誰の跡？
もう語らうこともない物語。
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