第1079話 ココストで買い物

「カッカッカッ!いやー買った買った!これだけあればひと月は暮らしていけるな!」

「……買いすぎですって。魚は使う予定無かったのに」

「何、炊き出しで汁物だけでは満足出来んだろう?ここは吾輩も一肌脱ごうという訳だ。何、スタッフは後で手配するぞ」


……いや、出店するならねおばとかビリの事務所に話をしてギルドにも報告しないとですね。

……まぁ、いいか。

現在、ココストで買い物した食材関係を会計中。

いやぁ……山が出来とる。

今回専用レジを用意してもらったけど流石に流石に……

元々予約していた食材はもちろんだけど、伯爵が追加でカート6台分買い足してるからとんでもない量です。


「うちのメイド達が来れば皆も喜ぶだろう。何、顔はいいぞ?写真集も売れ行きが良いからな」

「そういう事じゃなくてですね……メイドさんたちも深淵のモンスターですか?」

「うむ。吾輩のゴーレムだ。数人『天使』もいるが皆良いメンバーだぞ?料理の腕も確かだ」

「……さいでっか」


伯爵、ノリノリですね……

後でギルドに連絡しておくか……

俺の呼んだ知り合い達にも連絡しておかないとな。


「さて、この後はダンジョンに入るんだったな。配信はするのか?」

「配信ですか?……うーん、サプライズの計画があるのでやる予定はなかったですねー」

「……なるほど、承知した」


あれ?なんか残念そう?


「シュート伯爵、もしかして配信出たかったんですか?」

「うむ!この国の配信とやらに興味が出てな。何でもあの薬師ランファもやっておると。なら吾輩も出てみたいと思ってな!」

「あー、そういえば」


あれは事故だったので……

連絡用にタブレットとアカウント作ったら自動配信設定になってたからです……

そのお陰でティム君の料理配信がバズってしまった。

人生どーなるか分からんもんやねー。


「ついでに明日の宣伝もしたかったからな!既刊だが、購入特典のポストカードは新規で撮り下ろしたからその紹介でもしようかと」

「絶対そっちがメインにする気だったでしょ?!」

「宣伝ぐらいよかろうて。カッカッカッ!」


全く……油断も隙もないんだから……

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