第917話 やっぱりフラクシア?
「フラクシアって肉体が滅んでも魂があればすぐに生き返る技術があるって噂で聞いたことがあるんだけど……ゾンビって訳じゃなかったしなーって」
「確かに。フラクシアは機械の世界。肉体は二の次って思想だったはずだよ」
「……さっきのは思いっきりゾンビだったぞ?肉腐ってたし……って言ってたそばからまた湧いてきた」
俺は地面から生えてきた頭を蹴り飛ばす。
ヒュー、ストラーイク。
……冗談は置いておいて。
ケルーさん達の知識からあの王冠は100%フラクシアの技術ってことで確定。
このゾンビについては謎だけど、とりあえずオーコをぶっ倒すことに。
……にしてもデカい。
頭、暗闇に紛れて見えないんだよねー……
「ジャンプしてパンチ、じゃ流石に厳しいですかねー。飛んでいる間に叩かれそう」
「なら金的?」
「……サラッと酷いことを言いますねケルーさん」
「ケルー、そもそもこの大きさなら蹴り上げてもダメージが伝わるまでに時間がかかるよ」
「ちぇー、ダメかー」
テスラさんの言葉に残念そうなケルーさん。
金的は俺も見ててキュン!てなるのでやめてください。
いやほんと。
「な、なら取れる選択肢はひ、ひとつです」
「そうね。足、ぶった切ってしまいましょうか。どんな生き物でも足を痛めたら動けなくなるし」
「……えぇ、ほんとに言ってる?嫌な予感にしかならないんだけどー」
「けどそれしか方法なくない?ケルーの未来予知が何かやな予感を感じてるのは分かるけど」
あ、そういえばケルーさん未来予知出来ましたね。
今後の展開とか分かるんじゃない?
と思って聞いてみたら流石に分からないそう。
今の状況だと未来の分岐が多すぎて口に出した瞬間未来が変わる可能性があるらしい。
……わぁ、なにそれこわい。
「……とりあえず嫌な予感がするのは反対ね。あ、そうだ!だったらあーさんを蹴って打ち上げる方が簡単よ。私の蹴りなら本気出せば地球半周出来るらしいし」
「……そんな威力で蹴られたら俺が死にます」
「「「それは無いでしょ」」」
「あ、あーさんはか、硬いですから」
……そこ、硬さの問題?
―――――――――
閲覧ありがとうございます!
はい、尺稼ぎand説明会が続きます。
気長に待っていただけると助かります。
星、ハート、コメントよろしくお願いします!
追記
5日間のコロナ隔離生活が終わりました。
さぁ、溜まったメールを処理しないと……
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