第520話 歓迎!おりんさん一行!

ロクから簡単に説明を受けた。

おりんさん、亜人のクォーターなんだね。

だから尻尾三本だったんだねー。

おばあさんの名前も有名なやつじゃん。

葛の葉ってあれだよね?

妖怪先生ぬーとーの敵キャラに出たよね?

あれ、強かったよなー。

さて、てことはそのお祖母様が向かってきてるってことですね。


「おもてなしした方がいいよね?八女茶しかないけど、京都の人に失礼かな?」

「その辺は知らないよ。普通でいいんじゃない?」

「にゃ!失礼にならない程度のお茶とお茶菓子は用意しておくにゃ!奥方様にも連絡してくるにゃ!」


フェリダーさんが家に走っていく。

さて、客間は確か綺麗に掃除してたし、時間が時間だから泊まりって言われても大丈夫なようにしておかないとね。

ベッドメイクとか苦手だけどその辺は旅館の女将であるロクにお願いしよう。

さてさて、どんな方なんでしょうかね?葛の葉さんって。

あ、そうだ!あれ作ろうっと……






「……で、なんですかコレ?気づいてたんですの?」

「いやー、ロクとフェリダーさんが気づいてくれたので歓迎をばと」


タクシーでやってきたおりんさんが呆れた声で突っ込んできた。

いや、この短時間で頑張って準備しましたよー。

うちの家、でっかい門があるからね。

ちゃんと飾りましたよ『祝!熊本!おりんさん一行!』の看板。

一気に作ってちょっと疲れたよ……

板は随分前に繁茂期で倒してたトレントの板が残ってたからあとは適当にペンキでペシペシと。

DIY用に買ってたから助かった。

チリちゃんとりゅうくんにも手伝ってもらったからいい運動になったよ。

今はぐっすり眠っております。


「一応お忍びなんやけどもなー。ギルドにも上層部にしか連絡しとらんし」

「あ、そうなんです?てっきり普通に仕事かと」

「うーん、仕事っちゅうかなんというか……」

「ほれ、りん。ワシにも田島氏を紹介せんか。あとタクシーの運ちゃんが困惑しとるから荷物も下ろすぞよ」

「あ、すみません!今下ろします!荷物は門の中に……あ、そこそこ!そこで大丈夫です。へ、熊本中タクシー?Tmitterに乗せてもいいか?あ!あの熊本中タクシーの中の人!この前くまフェスの司会、お疲れ様でした。写真?全然大丈夫ですよー。はい、ピース……はい、ありがとうございます!」

「何しとるんじゃ!この!」


いって!頭叩かなくても!

……って幼女?!





――――――――

閲覧ありがとうございます!


そういえばこのあとがきコーナー最近書いてなかったですね。


腰とおしりに爆弾を抱えてから小説もあまり進んでなくて余裕がなくなってきてます。


ぼちぼち書いていかなきゃなー


星、ハート、コメントよろしくお願いします!




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