第311話 むね肉のパリパリ焼き
「これが鶏胸肉?!ミノタウロスを食べているようです!」
「しっかりとした歯ごたえとパリパリの皮が絶品ですよね。これを甘だれに付けて焼くとさらに絶品ですよ」
「なるほど!今度ジェシカに作ってもらいますね!」
「後で山分けする時に下ごしらえしたお肉お渡ししますね。うちの子も天草帝大好きなので」
:決めた!今日はむね肉で夕飯作るわ
:デリバリーで照り焼きチキン買おう
:日本中から鶏肉がなくなりそうだなwww〈2500円〉
:ほりこしがネットスーパーからも枯れたw
:ケムチキでもいいけど、照り焼きは日本だけだからなー海外ニキ辛そうwww
:どんまいやで……海外ニキ……
そんなこんなでむね肉半分と手羽先1本分のお肉が無くなりました。
手羽先は7割王女が、むね肉は俺が平らげました。
いやー旨い!イレギュラーモンスターだったからかもしれないけど滑らかな肉質で焼いても程よい硬さを保ってたし、ほりこしかけなくても十分な旨みがあったよ。
まさかほりこし1箱使い切るとは思ってなかったけどね。
まだイレギュラーモンスターの分だけで味付けしていない手羽先、手羽元、ハツ、砂ずり、テールなどなど部位は沢山あるし、丸々2羽分の肉もある。
家へのお土産も十分ですな!
「今日はお疲れ様でした、タジマさん。またダンジョンに潜りましょうね」
「こちらこそ!それが護衛ですから」
「てことで、今日の配信はこれまで!またどこかでー」
:鶏肉バンザイ!鶏肉バンザイ!〈500円〉
:おつかれー
:おつー
:お疲れ様でした!〈1500円〉
:肉分けて!
:次は鶏がらスープの食レポ期待!〈20000円〉
:肉をとるならうちの県にも来て!〈50000円〉
:お疲れでしたー
:おつおつー
配信を終えて天草帝の肉をお互いに分けてから帰還ポータルで地上へ。
と、思ったけどサヒーリ王女から止められた。
「まだ『お肉のおっさん』について聞いてませんよ!ちゃんと教えてください!」
ちっ……バレたか。
あれ、地味に黒歴史に近いんだよねー。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます