第147話 食事を続けよう
食事会は穏やかに続いた。
ネオンロードさんとタイムズさんはマローさんから深淵について聞いてた。
日本に帰ったら本格的に深層、深淵攻略に行くんだって。
ネクロさんはケルーさんに絡まれてた。
迷惑そうなら止めに入ろうと思ってたけどテスラさんたちも見守っているのでそのまま。
「田島さん!この肉、バーベキューソースも合いますけどテリヤキでも旨いですよ」
「ですねー。この前食べたワイバーンの肉とは違いますね。こっちは固いですけど咬めば咬む程肉本来の味が出てくる」
「こ、このワサビソースもあ、ありです!さっぱりして美味しいです!」
ゴングさんと俺、トロさんはワイバーンのTボーンステーキを食べてます。
トロさん、ワサビいける口なのね。
聞いたら最近メキシコでたこ焼きがブームだそう。
そこでワサビ味のたこ焼きを食べて涙流しながら味に感動したそう。
……それ、感動の涙かな?
三人でわいわい食べてたら焼いている人からラストといわれてしまった。
……うん、言われてみればガッツリ食べたな。
いや、ワイバーンの肉うまいのが悪い。
固いから顎を使うけど心地よい固さだからずっと咬んでられるし咬み続けても美味しさがそのままなんだよね。
呑み込んだ後はスッと消えていく。
満足感はあるけどまだまだ食べれる。
ワイバーンがなくなったら次の料理、海産物を頂こう。
ゴングさんは2メートルはありそうな蟹の爪を持ってきた。
ジャイアントクロークラブだったかな?
たしか普通車ぐらいなら片方の爪だけでスクラップにするぐらいの怪力を持つ蟹だ。
トロさんはシャインコーンの生地で出来たと爆裂トマトのトルティーヤ。
シャインコーンは白く輝くトウモロコシ。
魔力が含まれているので粉にしても味がしっかりわかるのが特徴。
食べると疲労回復効果があるのも特徴だ。
トロさん曰く、いいお肉を食べたら地元の味が欲しくなったそう。
……チリソースを滴るぐらいにかけてるのは見なかったことにしよう。
俺はちょっと箸休め。
タンカーヒラメのムニエルも食べたいけど、普通のアメリカンな料理も食べたいんだよねー。
ハンバーガーとか、砂糖たっぷりのったドーナツとかね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます