現役ドラフト2024

 本日、第3回目となる現役ドラフトが行われました。この結果、ベイスターズに関連する選手としては、以下の通りとなりました。


上茶谷大河 投手→福岡ソフトバンクホークス へ移籍

浜地真澄 投手→ 阪神タイガースより加入


(2巡目の参加はベイスターズに関連する選手はなし)


 浜地投手は、2016年ドラフト4位で阪神タイガースに入団した右腕で、主に中継ぎとして通算126試合に登板した実績十分の右腕です。2022年には52登板、22Hを挙げるなど、1年通して投げ抜いた経験もありますが、ここ2年は登板機会が減少しており、2024年は18試合の登板に留まっていました。しかし、まだ27歳と伸びしろもありそうで、復活してくれればブルペンを支える大きな戦力になりそうな選手です。強くて伸びのあるストレートとコントロールの良さが武器で、個人的にタイプとしてはベイスターズで言えば森原投手や山﨑康晃投手に近いのかな、というイメージを持っています。球の強さはありますが、コントロールで苦しむ投手ではありません。今季は18試合ながら防御率2.11、WHIP0.89と内容的にはかなり良い数値を記録しています。佐々木千隼投手のように、現役ドラフトをキッカケに復活して欲しいですね。


 一方、上茶谷投手は2018年ドラフト4位で阪神タイガース1位で横浜DeNAベイスターズに入団し、ルーキーイヤーには7勝を挙げるなど主に先発として起用されてきましたがそこから伸び悩み、中継ぎに転向。2023年にはロングも任せられる貴重な中継ぎとして46試合に登板するなど活躍しましたが、2024シーズンは打者走者として1塁ベースを踏んだ際に足首を負傷した影響もあって、18試合の登板に留まっていました。そして、来季からは先発再転向を見据えて、メキシコウインターリーグに参加中でした。


 正直なところ、上茶谷投手を放出するとは思っていませんでした。先発転向が上手くいかなかったとしても、中継ぎ、しかもロングリリーフからワンポイントまでこなせる選手を出すとは思っていなかったからです。一方で、浜地投手を獲れるとも思っていませんでした。このクラスの投手は、去年佐々木千隼投手を獲得できたことから現役ドラフトで出てくるかもしれないとは思っていましたが、まさか2年連続で獲得できるとは、という感じです。上茶谷投手クラスの選手を出してでも、欲しい選手を獲りに行こうとして、そして浜地投手を獲得できたという感じだと思います。


 浜地投手、ようこそベイスターズへ!! そして上茶谷投手、本当にあなたが居なくなるのは信じられないし寂しいですが、新天地で輝く上茶谷投手の姿が見られることを期待しています! 2人のプロ野球人生にとって、これが良い分岐点になりますように……!!

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