2023ドラフト答え合わせ&総括

 2023年のドラフト会議が終わり、いよいよ2024シーズンに入団してくる選手の顔ぶれが決まりましたね! 11人の選手には期待しかないですし、全力で応援します! が、その前に……。私の指名予想について、答え合わせをしていきつつ総括をしてみたいと思います!


 まず、私の考えたドラフトでの補強ポイント&指名予想は以下の通り。


 ・次世代の大砲候補

 ・20代前半の先発投手(できれば即戦力)

 ・宮﨑選手の後釜になれるサード

 ・即戦力の外野手

 ・将来的に勝ちパターンに入るリリーフ

 ・左のリリーフ

 ・森選手、林選手、西巻選手と争うショート


 1位 度会隆輝 外野手(ENEOS)→◎

 2位 古謝樹 投手(桐蔭横浜大)→楽天1位

 3位 高太一 投手(大商大)→広島2位

 4位 杉山遙希 投手(横浜高)→西武3位

 5位 小笠原蒼 内野手(京都翔英高)→〇、DeNA育成3位

 6位 椎葉剛 投手(徳島インディゴソックス)→阪神2位


 育成1位 宮國 凌空 投手(東邦高)→オリックス育成3位

 育成2位 伊藤琉偉 外野手(アルビレックス新潟BC)→ヤクルト5位

 育成3位 ワォーターズ 璃海 内野手(日本ウェルネス沖縄高)→楽天4位

 育成4位 中井大和 投手(徳島インディゴソックス)→ドラフト直前に任意引退発表

 育成5位 今野一成 投手(古川学園高)→指名なし


 1位予想は的中です! 3球団競合の末、見事三浦監督がクジを引き当てました。2~4位については、全員1つ前に指名されており既に残っていませんでした。そんな中で、5位予想だった小笠原選手は育成3位でベイスターズへ! 正直、育成まで残るとは思っていませんでしたので驚きましたが、小笠原選手はベイスターズ希望を公言していた選手ですので、入団が嬉しい限りです。6位予想の椎葉投手については、独立リーグ出身の選手がここまで上位で指名されたことが無かったので、驚きました。が、最速159km/h、150km/h後半を連発するという投手ですので、ポテンシャルの高さを考えれば納得です。育成枠についても、上位3人までは指名がありました。正直ここまでくると素人には予想が難しいのですが、育成枠では個人的に楽しみだと思う選手を多く予想に入れていただけに、プロでその姿が見れることは嬉しく思います(しかも支配下で2人)。指名予想としては、(1)ドラ1度会選手→◎、(2)ドラフト2位以下は即戦力投手中心(特に先発)→×、(3)下位指名で将来の大砲候補を指名→〇、(4)支配下5~7人、育成枠5人程度の指名人数になる→◎、ということで、選手をバッチリ当てられたわけではありませんが全体的にはまずまずの的中度合いだったのではないかな、と思います。

 個人的に、今年は独立リーグ出身選手と大卒投手、そして素材型の高校生が高く評価された年だったのかな、と感じます。特に、独立リーグ出身選手がここまで多く支配下で指名されるとは思っていなかったので、独立リーグ出身選手に関する予想は外した感があります。一方で、ドラ1で度会選手というのは的中、しかもクジまで引き当てたと言うことで個人的にはウキウキでした。


 さて、ここからは実際に指名された選手についてみていきましょう。


 1位 度会 隆輝 外野手(ENEOS)

 2位 松本 凌人 投手(名城大)

 3位 武田 陸玖 投手(山形中央高)

 4位 石上 泰輝 内野手(東洋大)

 5位 石田 裕太郎 投手(中央大)

 6位 井上 絢登 外野手(徳島インディゴソックス)


 育成1位 高見澤 郁魅 内野手(敦賀気比高)

 育成2位 清水 麻成 投手(樹徳高)

 育成3位 小笠原 蒼 内野手(京都翔英高)

 育成4位 庄司 陽斗 投手(青森大)

 育成5位 近藤 大雅 捕手(専大北上高)



 1位指名の度会選手は、3球団競合の末に引き当てた社会人ナンバーワン打者です。1年目からいきなりライトのレギュラー争いに加わるでしょうし、将来的には宮﨑選手の後釜候補にもなるでしょう。タイプとしては「ヒットメーカー」と言える様な巧打者タイプで、しっかり振れるのも魅力的です。地元出身選手ということもありますし、今年一番欲しい選手を獲れた、と評価して良いと思います。ベイスターズが好きだということで、正に相思相愛で入団する選手です。

 2位指名の松本投手は、即戦力の期待がかかるサイドスローのリリーバーで、150㎞/hを超える直球を武器とする選手です。1年目から、ブルペン陣に厚みをもたらしてくれることでしょう。

 3位指名の武田投手は、打撃も魅力的なサウスポーで、大阪桐蔭の前田投手(ソフトバンク1位)に次ぐ高校球界屈指の好投手です。上背はありませんが、キレのあるボールを投げ込む投手で、U-18では4番も任されるなど、身体能力の高さはかなりのものです。数年後の中心選手として、期待がかかる選手です。

 4位指名の石上選手は、脚力と守備力が魅力の内野手で、パンチ力のある打撃にも注目です。タイプとしては、ベイスターズでは林選手や森選手に近いでしょうか。恐らく、今後はこの2選手に西巻選手や粟飯原選手と競争していくことになるでしょう。

 5位指名の石田投手はコントロールが武器の右腕で、何とベイスターズファン! 相思相愛の選手の入団ほど、嬉しいことはありません。球速など分かりやすい数字に出る武器がある訳では無いので話題になりにくいかもしれませんが、大崩れせずに安定して長く活躍してくれそうな投手ではないでしょうか。

 6位指名の井上選手は、四国ILで二冠王を獲得したロマン溢れる長距離砲候補です。フルスイングが魅力のバッターで、かつて「福岡大のギータ」とも呼ばれた選手です。「ハマのギータ」こと梶原選手と共に、横浜の中軸を担う存在になって欲しいところです。

 育成枠では、強打タイプの選手を多く指名してきました。育成1位、3位の高見澤選手と小笠原選手はともに甲子園を沸かせた強打の左打者です。まずは支配下登録を目指すところからになりますが、ベイスターズは下位指名から主力になった選手が多く居ますので、それに続いてくれることに期待です。また、育成5位の近藤選手は投手としても140km/hを投げる強肩の捕手で、ハマった時の長打力も魅力です。育成2位、4位の清水投手、庄司投手は左右は違えど共に素材型のピッチャーです。どちらも長身から角度のあるボールを投げ込むタイプだけに、化ければ面白い存在だと思います。


 全体的な印象としては、前評判ほど投手を指名せず、バランスの良い指名をしてきたなと思います。私の考えたドラフトでの補強ポイント&指名予想と比べてみるとこんな感じでしょうか。


 ・次世代の大砲候補→井上選手、高見澤選手、小笠原選手

 ・20代前半の先発投手(できれば即戦力)→石田投手

 ・宮﨑選手の後釜になれるサード→度会選手、高見澤選手

 ・即戦力の外野手→度会選手

 ・将来的に勝ちパターンに入るリリーフ→松本投手

 ・左のリリーフ

 ・森選手、林選手、西巻選手と争うショート→石上選手


 特に野手については、ドラフトで埋めたい補強ポイントをほぼカバーできたように思えます。投手豊作、かつ即戦力投手が補強ポイントという前評判でのドラフトでしたが、蓋を開けてみれば支配下では投手も野手も3人ずつ、育成枠も投手2人野手3人とむしろ野手が多めに指名されるドラフトになりました。

 また、即戦力投手が必要だと言われてきた背景にはバウアー投手と今永投手のメジャー移籍、石田投手のFA移籍が噂されていたというのがありました。そんな中で、先発タイプの即戦力投手を指名しなかったということは、残留交渉が上手くいっているということでしょうか……? ここはもう憶測の域を出ませんが、そうなってくれれば嬉しいことです。


 何はともあれ、今年は11人の選手が新たにベイスターズのユニフォームを着ることが(ほぼ確実に)決まりました。今後ベイスターズの将来を担う、期待の選手たちです。全力で応援しますし、1人でも多く、1年でも長く活躍してくれることを願います。

 渡会選手、松本投手、武田投手、石上選手、石田投手、井上選手、高見澤選手、清水投手、小笠原選手、庄司投手、近藤選手、Welcome to BAYSTARS!!

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