第10話 夏休み四日目1

 あたしとシイちゃんは駅前に待ち合わせをしてからカラオケへと行くことになる。


 何を歌おうかなぁ? そんなことをシイちゃんと話しながらカラオケへと向かう。


 夏休みの駅前はジリジリと蒸し暑い。人々が行き交っている。


 あたしとシイちゃんはカラオケに到着した。それから、個室に二人で入って、あたしはマイクを握る。


「あたしたち、てえてえ☆」


「何を急に、さぁ、ルノちゃん、歌おう」


 あたしとシイちゃんはタブレット画面で楽曲を送信している。


 これで、よし☆ さぁ、歌おう☆


 音楽が流れ始める。あたしの歌う曲、二人の恋はパイオニア、である☆


「パイパイパイパイパイオニア♪ 二人の恋はパイオニア♪ 二人の恋は発展中♪」


 あたしが恋の曲を歌う、シイちゃんはジト目でみるくてぃーを飲んでいる。


「キミもパイパイパイオニア♪ 恋の道は修羅場のパイオニア♪ シイちゃん、愛してるぜ♪」


 あたしの勝手な替え歌にシイちゃんはみるくてぃーを吹き出している。


 歌い終わって、次の曲になる。


 あたしとシイちゃんはカラオケで歌っている。

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