喩えたら 真白に香る 梔子ね 貴女の皮肉 骨に響くわ
あるパーティーにて。
新顔のうら若きご令嬢である君は白いドレスを身に纏っている。
パーティー慣れしていない君だけれど、その美しさに惹かれて次々に参加者が声をかけてくる。でも口下手な君はうまく話せず、逃げるような立ち回りをしてばかり。そんな君のもとに、同年代の見るからに高貴なご令嬢がやってきた微笑みかけてきた。綺麗だけれどどこか怖い笑みだ。
どこの家の者なのか、なぜそうも逃げ惑うのか、その美しいドレスはどこで仕立てたのか……等々と話していくが、君はやはり上手に返せない。そればかりか相手の堂々とした態度に萎縮し、口を噤んでしまう。
パーティー慣れしている令嬢は、肩を竦めて言う。
「あなたは
彼女は君に微笑みを向けたままだ。その瞳の奥の敵意や憎悪を君は忘れられない。彼女の皮肉は君の中でこだまする。
みたいな感じの短歌です。短歌なんです。
令嬢同士のドロドロとした恋愛ものをいつか書いてみたいなーって思ったり思わなかったりです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます