木遣り衆鳥居仰ぐや神田祭

木遣り衆鳥居仰ぐや神田祭


チャキチャキの江戸っ子たちが息づく下町は東京の神田。その神田祭の見所の一つといえば鳶職の親方らによる『木遣きやり』であろう。

神田明神の鳥居前へ神輿が到着すると、それまで大変な盛り上がりを見せていた周囲が一気に静まりかえり彼らに注目する。そして、あの木遣りを粛々と高らかに歌い上げ鳥居をくぐるのだ。

江戸の昔より続いた伝統と誇りを全身全霊で感じることのできる、最高の瞬間である。血が騒ぐとはまさにこのことだ。

《季語》神田祭


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