蓮青葉アンコールワットの銃痕

蓮青葉アンコールワットの銃痕


世界遺産で有名なカンボジアのアンコールワット。現在こそ観光地としての賑わいを見せるが、かつては内戦の犠牲になった場所の一つである。外壁や内部の至るところに銃の痕があり、当時の悲惨さを如実に語っている。

寺院の手前には蓮の池があり、以前訪れた時はまだ葉だけだった。カンボジアに四季はないが、これから暑さが増すという気候が日本の初夏のような感覚に近いと感じた。

蓮青葉とは蓮の新葉のことである。遺跡という退廃のイメージとは真逆の賑わいや明るい印象、仏教花としての意味、平和への願いをこの季語で表した。

《季語》蓮青葉


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