sorcery-4

嘘だと言って欲しかった。


夢に出た悪魔に片目を取られた上に乗っ取られた。


知らないうちにいじめっ子の役回りになっている。


やめて、やめてよ。


私の姿でそんな事しないで?


私の体を返してよ。


そんなこと、嘆いても変わらない。


また1人、死んだ。


私には何も出来ない。



朝起きると、体は帰ってきていた。


でも怖い、このまま学校へ行けば、


間違いなく皆、私にいじめっ子として接してくる。


逃げなければ。


逃げて、逃げて、逃げて。


気づけば何処か迷い込んだ。


世でいう冥界という物らしい。


しばらくここにいよう、悪魔のぬいぐるみももう捨てた。



ここで生活して5ヶ月。


新たな死神が転生してきたようだ。


ここでは上手くやってやる。


上手いことして、死神の右腕っぽく。


彼の目にはクマが出ていた、これは丁度いい。


シーカ「死神さん、寝不足…早く寝て。」


sorcery-5

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