世界だった。【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト参加作品】

紫波すい

遠くまで ゆきたいの、ただ 爪伸ばす 空の青さを 傷つけたくて


「遠くまで ゆきたいの、ただ 爪伸ばす

 空の青さを 傷つけたくて」


 届かないと分かっていて、それでも。

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