貧窮に あえぐ現し世 餓鬼地獄 げに哀しきは 心の乏しさ

富む者と貧する者が二つに分かたれた現代。常に満たされぬと訴える者は欲に忠実であり、六道の一つである餓鬼道に落ちた亡者のようだ。

しかし本当の貧しさというものは心が満たされないことであるので、これはなかなか解消できない。



貧窮ひんきゅう

うつし世…現世、この世界。

餓鬼がき…生前に贅沢をしたため、六道のうち餓鬼道に落ちた亡者。 いくら食べても飢えを満たすことができず、あるいは食物に触れるとそれが燃え上がるなどにより食することができず、土を食い泥水までも飲む苦厄に苛まれる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る