妖精が宿る不思議な森

松原 吾郎

第1話 妖精が宿る森との出会い

ある日、無名の村にあるひっそりとした森で、ひとつの物語が始まります。その森は、人々が語る伝説によると、いつしか妖精たちの住む場所となったのです。彼らの姿を見た者はいないものの、森の中からは不思議な音楽や歌が時折、聞こえてきたと言います。主人公の名はキコ。キコは小さな村で花々と過ごす孤独な少女でした。彼女には特別な能力がありました。それは、花々の声を聞くこと。彼女はその声を聞きながら、季節ごとに異なる花々を育て、森の生命を愛おしみました。ある春の日、キコは深い森へと足を踏み入れました。その理由は、森から聞こえてきた花の声が普段と異なり、切実な助けを求める声だったからです。森の奥へ進むと、そこには美しいが弱々しい妖精が倒れていました。キコは妖精を助けるため、森の中で見つけた様々な花々を使いました。彼女の持つ能力を使って、妖精に力を与える花を見つけ出したのです。やがて妖精は力を取り戻し、キコに感謝の言葉を述べました。それは、キコが聞く花の声の中で初めての言葉でした。

妖精がキコに話しかけてきた。

「キコさん、本当にありがとう。私たちは深い森で人間たちにこの自然のパワーを使って警告しているの。今、争いや悪いことが続くと地球本体意識にパワーを送って警告を与えているの。そうしないと地球の存在があぶないの」キコはその話を聞いてうなずいた。「そうね。ありがとう。妖精さんの声が届くよう私も頑張ります」

妖精は神の使者でもあることをキコは感じていた。この地球に存在しているすべてのものに意味があるということを気づかせるのが妖精たちの使命でもあった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る