待合スペースで雑談
「受付さん、盗賊王って奴捕まえたよ。さっさと豚箱にぶち込んで。あと三万のガチャ玉手に入れたから全部開けて。」
「わ、分かりました。す、数時間お待ち下さい。」
待合スペースでゆっくり待つ。待合スペースには雑誌すらないのでゲームやら本を読むやら色々して待つことにする。
「これでなんとか終われるわね。流石の私でもこの耐久配信はキツかったわ。ガチャってすごいわねぇ。ダンジョンでしか出ない硬貨しか使えないのも良い仕組みね。ズルは出来ないわね。どうやら硬貨は持って帰れない感じだし。」
「だからギルドに金を積んだり他の探索者を脅して奪ったりするしかなかったのでしょうね。
言っちゃ悪いですけど本当にSランクの実力を持った冒険者とか世界合わせても百もいないでしょうね。
世界に一万いるSランクの冒険者のリスト見ましたけどほとんどのSランク冒険者がダンジョン大企業のボンボンやらギルドの上層部の七光りやら政治家の子供だったので見てくれだけの雑魚でしょうね。コイツらはSランクを舐め腐っている。
それに比べて地球の勇者とそのパーティはいい。一般家庭から出てきている本当に才能がある上に今のあの強さは努力の賜物だ。更に僕に敗北した悔しさをバネにしてこの先どんどん強くなっていくだろうね。」
そんな会話をしながら時間を潰す。それから受付から呼ばれたのは三時間後だった。
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