一人目の信者

「ここね、私の信者ちゃんが居るのは。」

 

 私はとある大学へとテレポートした。ここに私の信者の一人が居る。信者だったのは前世の話で今はその事を忘れているが。

 

「地球の創造神が言うには姿は前世のままらしいけど、あ、居たわね。あの時から変わってないわ。」

 

 そう言う私の目の前では肥満体型の男が歩いていた。彼が私の信者だ。ああ、懐かしい。早く彼には私の元へと戻って来てもらいましょう。

 

 そう思い立ち私は彼へと接触した。

 

「ねぇそこの貴方ちょっと良いかしら?」

 

「ん?僕かい?こんな僕でも何か手伝えるなら良いけど…。」

 

「ふふっ、ありがとうね。…『記憶戻し』」

 

「えっあっ…ああ、この記憶はクリエイション様の世界の…。お久しぶりですクリエイション様。

 クリエイション様、私達の世界は?何故クリエイション様が此処に?何故僕の記憶を?」

 

 どうやら無事に記憶が戻った様だ。彼は私に跪きながら私に疑問をぶつける。

 

「ふふっ、その話はまた後でするわ。此処じゃ話しにくいからじゃあまずは私の拠点にテレポートするわね。」

 

 そう言って私と信者である彼はその場から世界樹へとテレポートした。

 

 これで一人目の信者を私の元へと連れ出すことが出来た。そして私は信者である彼と地球の創造神と一緒にこの世界にダンジョンが出来た経緯を説明する為の準備を始めた。

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