『月』

昔々の物語。僕がまだ『幼い子供』だった頃の話。ある日、両親が珍しく僕を連れてキャンプに行った時のこと。

その日は満月だったので、僕と両親は近くの丘から夜空を見上げていたのだが、ふと僕が

「お父さん、お母さん!見て!!月が!!」

と言うと、父は笑顔で「あぁそうだな」と言い、母は「綺麗ねぇ」と言った。

そして、しばらく経ってから僕が両親に、

「ねぇ、お父さ……お母……さん?」

と、両親の方を見ると 二人とも地面に倒れて、口から血を流し、動かなかった。

僕は怖くなり急いで家に帰ったのだが、結局その後、二人は戻って来なかった。

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