甘々な百合あやめっち

高2

高2の夏休み。

パリからマーリアちゃん、あやめっちに会いに来た。

｢あやめっちー！会いに来たでー！｣

｢うわー！マーリアちゃん、めっちゃひさしぶりー！｣

｢明日、いっしょに行きたいとこあんねん｣

｢ユニバ？｣

｢それもやけど～明日はパンダのふうちゃんをあやめっちといっしょに観に行きたいねん｣

マーリアちゃんとアドベンチャーワールドに行く。

｢うわっ！ふうちゃんやー｣

ってマーリアちゃんは感動してる。

南紀白浜に泊まる。

ホテルの部屋で夜は、ふたりでゆったり過ごす。

｢マーリアちゃんと会うの、小3以来やなー｣

｢そやなー！｣

☆☆☆☆☆

秋、修学旅行で富士山に行く。

5号目まではバスで行き、そこから頂上を目指して歩いて登っていく。

かなり登ったところに、赤い鳥居あった。

鳥居をくぐったら、急にフワーッと、白く濃い霧たちこめてきた。

あたりの景色も、すべて真っ白で、あやめっちのほかには、優奈ちゃんと美羽ちゃんしか、まわりには見えない。

｢きゃあああ｣

白い霧の中で3人で抱き合った。

幻想的で、めっちゃ清らかな白い霧。

｢よく、みんなで、ここまで登ってきてくれましたね！｣

って富士山に言われているような感じ。

白い霧の中、おたがいに、めっちゃ好きどうしの3人。

富士山に祝福されている。

3人でチューッをしあった。

しばらくして、白い霧も晴れ渡った。

まわりのみんなキャアキャア言ってる。

みんなも白い霧の中、それぞれ、何かしていたみたい。

また5号目まで降りて宿舎へ。

宿舎から富士山めっちゃよく見える。

優奈ちゃん、美羽ちゃん、あやめっちは3人で富士山の絵を描く。

3人でお風呂に入る。

お風呂の中で3人で抱き合ってチューッした。

｢小、中、高と3人いつもいっしょなん、すごいよなー｣

｢ほんまそれな｣

☆☆☆☆☆

文化祭では、美術部として、富士山の絵を展示した。

優奈ちゃんとふたりで美術部の展示教室にいる。

みんな結構見に来てくれた。

可愛い1年生も、ドアを勢い良く開けて、入ってきて

｢あやめっちさん！はいっ！これ受け取ってください｣

って言って、アクセサリーを手渡して、またすぐピューッて出て行った。

｢紅くなってたでー！可愛い～！あやめっち、何もらったん？｣

アイスクリームのスプーンに｢AYAME｣ってピンクで描かれてある。

｢名前の入ったアクセサリーみたいやで｣

｢あーっ！これ、アイスクリームのスプーンでアクセサリーを作るお店のやつやわ！作って、持ってきてくれたんやなー｣