第3話 バスルームの人魚

👅タクロー(メルモ)は知らない。メルモはNO1元アイドルで、Vtuberの乙姫★格之進に愛されていることを。そして数千万の人間に世界の救世主ニートとして探されることになっていることを。


この物語はサクサクゲームのように進む。ときには炎上しながら、視聴者のニーズに応えてただ底辺作家の作品を紹介して、底辺作家をバズらせるためだけに、おもしろい動画を作るように日々メルモが動画配信する。この世界はダンジョン攻略のある現代ファンタジーの世界だ。面白ければなんでもメルモは挑戦する。


すべては底辺作家のバズりのためにっ。


ただ、とりあえず、メルモはヒロインの乙姫を攻略して世界を救わないとならないのだ。それが底辺作家の応援のための道。


なのに、ゲームと関係ないモブキャラの図書館司書に今、メルモは恋をしている。


なぜなら彼女がポロっとカクヨムの底辺作家を応援してるとこぼしたからだ。


「・・・ネットで公開される小説を読んでるんです・・・。ただ、評価されない小説の中に・・・すごい頑張って書き続けてる人がいて・・・。私はその人たちの気持ちを抱きしめたいと思ったんです・・・」


図書館に行ったときに友達の司書におずおずと話す図書館司書の中沢さんにメルモはコロっと恋に落ちた。


今、メルモはその恋に焦がれている。自分の愛する亀と同じくらい。



🐢「にゃー」



とりあえず、動画を続けなきゃ。🍈



LIVE ON!!!!onAIRライブ中です。。。《メルモさん。動画12分経過🌼》


ちゃらら~♪♪♪(^_-)-☆メ・ル・モ・の・アタック!!!!


「今日は恋愛小説。勝手に応援ーーーーーーー!!

 人魚になった声を出せない男と暮らす地味系OLの恋の行方は?


バスルームの人魚


LINK IN!

https://kakuyomu.jp/works/16817330652705784748


「プロローグしか読んでないけど、クドイくらいあまったるい恋愛小説の中にあって、実にきれいに男でも読めるくらいなキャラだちで読みやすい感じに走り出しは書かれている。その先の物語がどう進むか期待ができそう。恋をしている俺が読みたくなる一品だよ」



だが、いきなり、




しーーーーーーーーーーーーーん


あれ?



あれれ?🍈



炎上した。


==========👅ライブコメント============


>わはは。燃えろ。ぶっこわれろ。🔥


>炎上🔥


>すべてを灰燼に帰す🔥


>炎上だ🔥


>🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥


>みんなに言いたいことがある。この世界は【メルモ。~ときめきVちゅーぶ~】という世界なんだ。それなのに、【タクロー 虹色の青春】とか乙姫ちゃんは勘違いしてる。タクローとただのニート夫婦になろうとしている。


>クソゲーだ。なにが起こるかわからん。俺たちも生きられるかどうか・・・。転生できるとは言え、死ぬのはつらい。


>🌸わしは勘違いしてないのじゃーー♪ タクローが好きなのじゃーーー♪


>はいはいw乙姫偽物、カタリおつ✋


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GAME OVER(ゲームオーバーです。以下に戻ってください)

https://kakuyomu.jp/works/16817330658402813507/episodes/16817330658402977520

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メルモはファンのドマイムさんたちに愛されている。


ここから徐々に人気をつけて、ラスボスである乙姫★格之進(女)と結婚するのだ。

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