答え カエデの正体

「そもそも母親がエルピス家の化け物に追いすがれた存在だしね」

「たぶん、、、ボルディア叔母さんと互角だとは思う」

「マジかよ、、、そして今のカエデは」

「エテルちゃんと互角の剣術と絶対切断という単純な柄も一点特化の固有魔法。魔力操作もすごい上に、、、聖印を刻むのを嫌がってるから神聖術式を使うことはできないのが唯一付け入れる隙、、、かと思ったら全然そうじゃないって言うね」

エクレアがカエデの今の戦闘能力をそう評する

「そしてカエデは聖印無しで神聖術式を使える」

「おかしすぎるでしょ」

エクレアはカエデの意味不明な謎に困惑する

「そういえばカエデの刀、、、なんだっけあのクソ長い名前」

百海零樹華和美明ひゃっかいれいじゅはなわみあけ、、、文字通り世界中から最高の素材を集めたうえで、、、あ、カエデがこれも使ってってなんか魔力が溜まった水晶玉を渡してきたのよね。あれに秘密が?」

カエデはそう呟く

「うーん、、、というか百海零樹華和美明ひゃっかいれいじゅはなわみあけって聞き覚えがあるんだよな」

そしてエレボスもそう呟く

{そうでしょうね}

そしてベルがそう言う

{え?}

{まぁ、頑張りなさい}

そう言ってベルは念話を切った

「、、、この学園で一番ヤバいのはカエデかもな。下手したらソロモンのボスがカエデってことも」

エレボスがそう呟くと

「それだけは無い」

エクレアは断言した

「カエデは仲間を切り捨てることは絶対しないし、仲間じゃなくても子供にあんなひどいことをするような人じゃないよ」

そして少し怒った様子でそう言った

「、、、はは、いい友達ができたんだな」

そんな姿を見てエレボスは嬉しそうに笑った

「一番の友達だよ!」

そしてエクレアもそう言って笑った





「俺はそろそろ出るね」

実は切腹した結果数時間眠っていたため今はもう夕方なのである

「また今度ね」

「ああ、というか俺の家にも来いよ。エテルも喜ぶと思うし」

「エテルちゃん私のこと嫌っては無いと思うけど苦手意識はあるわよ。元々関係があまりよくなかったし、、、何より義姉さんになりかねないからね」

エレボスの言葉にエクレアは苦笑いした

「あー、確かに。まぁ、それでもなんだかんだ喜んでくれはすると思うよ」

「そっか、、、それなら今度行くね」

「ああ、、、それじゃ、」

そうしてエレボスはエクレアの家を出ることにするのであった

ガブッ!!

「痛っ?!」

しかし突如エクレアに首元を思いっきり噛まれた

べキッ

「っ?!」

(ほ、骨にひびが?!)

「よし!マーキング完了!それじゃーね!」

「、、、は?」

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