勇者と王女と慈愛
「さて、、、危険を冒してここまで来てもらったのにこれしか話せなくてごめんなさいね」
サタはすまなそうにそう言う だが
「いえ、、、もう一つ聞きたいことがあるんです」
フレンがそう返す
「なにかしら?」
「、、、私の父親って誰ですか?」
「っ?!」
サタの顔が明らかに歪んだ
「し、知らないわ」
「流石に無理がありますよ」
「、、、流石にそれは話せないわよ。アリス様達に殺されちゃうわ」
フレンの問いにサタはそう困った様子で返す
「、、、私の固有魔法は時間を操れます」
「、、、」
「サタさんのお弟子さんは今肉体の損傷で眠ってらっしゃるんですよね?」
フレンがそう言うと
「、、、、、、っ!!」
サタは顔を強くしかめた
「、、、、、、」
深くサタは悩む
「アリア様は優しいお方だと聞いています。それに自身のことを聞きに来たのです。アリス様もお許しになりますよ」
そんなサタにフレンがそうささやいた
「、、、マモを治してからだ」
そしてサタはそう言って立ち上がり
「こっちよ」
ガチャ
部屋の奥の扉の開けた
「「はい」」
そして2人もサタについて行った
「この子よ」
隣の部屋には1人の少女が眠っていた
「この子を起こしてあげて」
「、、、具体的な寝ている理由はなんなのか知りたいので過去視しますね」
「どうぞ」
「、、、」
アリアは少女の過去を見た
「なるほど、、、肉体を強制的に強化させられて」
そして少女の病状を理解した
「マモちゃんのこれ治せますね。今やってみます」
アリアは自身の固有魔法でマモの時間を進め始める
「、、、ベルフェが言うには昔の側近の固有魔法に酷似してるらしくてその人が今のまま暮らした時の成長を一瞬で引き起こす魔法を許容量を大幅に超える一撃を食らって体が再生するまで眠りっぱなしらしいわ」
サタが1人でにそう呟く
「だったらその分のアリアの力で時間を飛ばせば」
「目覚めるはず」
サタは無意識にマモの手を握った
そして
「んっ?」
「マモ!!」
「ここは、、、私は何を?」
マモは目を開けた
「ここはアリスガーデンよ。貴方はユグドラシルでエレボスと戦ってそのまま」
「、、、私は負けたんですか?」
「、、、ええ。あと一歩のところでね」
「、、、私達はあっちの部屋で待ってますね」
そう言ってアリアとフレンは元居た部屋に戻って行った
「、、、大罪司教も人の子ってことか」
「だね、、、さて、フレンちゃんの予想が当たってるのかどうか」
「当たってたら最悪なんだよな」
部屋で2人がそう話していたその時であった
ドカン!!!!
「「え?!」」
突如建物全体が大きく揺れた
「爆発?!」
「地下からだった?!」
獣が牢より出る
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