007の会議 1

時は進み今はエレボスが家を出てから一年が過ぎた頃

「さて、、、会議を始めましょう」

女性の声と共に

「「はい!」」

女性とまた一人を除く9人の声が部屋の中で響いた

「今回の議題はいつも通りの定例会議と各々からの連絡事項の共有です」

女性がそういえば

「まず僕から」

上座に座るフェルトは口を開くと

「現在勇者覚醒者の5人がそれぞれの場所にバラけている。アリアとフレンは先日私が魔国に連れて行った。カエデもアリス様とカタリナがどうにかしている。そして、、、エテルとジャンヌなんだがセラフに居る。これが厄介で手が出せない」

そう顔を顰めて言った

「セラフなら私とミクロの庭です。私達がどうにかしましょうか?」

会議の進行役をしていた女性がそう言う

「そうですね。アリエル様は司書、私は騎士ですから適任でしょう。すでにロンド様から指示された通りエモクロアで護衛したことを口実にあの2人の世話役と立候補して通りましたので」

そして聖騎士のミクロがそう言う

「セラフなら同じく騎士の俺も参加した方がいいか?」

そんな話を聞いて1人の男がそう言う

「リスクヘッジ的にやめよう。バレたら芋づるされる」

だがロンドがそう返した

「そうですね」

それにアリエルも同意する

「となると俺は暇になるな」

男がそうぼやくと

「お前には別の仕事があるから安心しろ」

ロンドが笑みを浮かべてそう言った

「おっ?なんですか?」

「もうすぐヤマトに行く聖騎士の選考がある。それを突破してヤマトの情勢を管理してくれ。やり方は任せる。司教の2人も付けるから頼んだ」

「了解しました!新入り2人の教育も合わせてやっておきますね」

男がそう言うと

「先輩に仕事押し付けよ」

「和菓子食べ放題だ!」

ビジュアルバンドのような姿の2人がそう言う

「この2人の教育は大変だろうが頑張ってくれ」

ロントが苦笑いして言うと

「俺よりも断然マシなんで大丈夫ですよ、、、最悪ロンド様式教育があるので」

男はそう言った

「はは。確かに昔のお前はヤバかったな、、、今じゃこんな立派になって」

男にロンドがそう言うと

「ロンド、またその馬鹿に構ってるとそこの4人に馬鹿が絞られるよ」

フェルトがそう口を挟む

「それは可哀想だしやめておくか」

ロンドはそう言いながら

(4人じゃなくてあんたを含めて5人なんだろ、、、マジで勘弁してくれ)

内心そんな感じで困り果てているのであった

「ひとまず2人とも多少遊ぶのは良いけど仕事はしっかりしなさいよ」

そんなことはつゆ知らずフェルトは司教2人にそういう

「「フェルト様のご命令とあらば!」」

そして2人はそう返すのであった

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