ヤマト女子会 1
「うーん!やっぱり本場のお餅はちょっと違うわね」
白髪白眼の美女がそう嬉しそうにそう言う
「本当ですね!」
青髪白眼の少女もそう言う
「、、、なぁ?」
そして黒髪黒目の少女が2人にそう言う
「なんで魔国の王様がこんな田舎のヤマトの団子屋にいるんだ?」
「え?私結構よく来てるわよ?」
魔国の女王であるアリスがそう言う
「だったらワァラクの暴走止めてあげたらどうなんですか?カエデちゃん母親死にかけてたんですよ?」
「そうです!」
カエデは憤慨した様子でそう言うが
「ワァラクは死者は最低限しか生み出す気が無かったみたいだし子供には手を出してなかったからね。止める気は無かったわ。エクレアちゃんならわかるでしょ?全部は救えない」
アリスはそう言ってエクレアを見る
「あー、、、まー、納得できますね」
そしてエクレアは納得した
「、、、はー、お母様やアヤメに知られたら軽蔑されるかもな」
そしてカエデはため息をつくのであった
「そういえばエクレアちゃん。私の庇護下に入る気にはなった?」
団子を次々と食べながらアリスがそうエクレアに聞く
「丁重にお断りさせていただきます。私は自由に商売がしたいので」
しかしエクレアははっきりとそう返した
「アリス様を筆頭にアーデン魔国とは密接な関係を築きたいと思っていますけど、、、魔国の庇護下に入るのは自由な商売にどうしても支障が出ます。ましてやアリス様の庇護下となると下手すると魔国からも悪影響を受けかねません」
「そう、、、確かにハジメとかに妨害されかねないわね」
エクレアの言葉にアリスも心当たりがありそう返した
「ハジメって!エクレアのお父様ですか?!」
「ええ。ハジメ・ツクヨミ。私の弟みたいな存在で今はアーデン魔国立図書館の館長をしているわね。そしてエテルの育ての親よ」
カエデの言葉にアリスはそう言う
「、、、エテルとなんであってくれないですか?」
カエデがそう少し怒った様子で聞くと
「、、、色々とあってね。ハジメはエテルを育てるのをミスったのよ。2回ね」
「2回?」
「事情を知っている人間はそんなことないって言う。私もそう思っているのだけど、、、ハジメはそうは思って無くてね」
アリスは悲しそうにそう言った
「、、、アリス様はえてるとハジメ殿が再開することには反対ですか?」
「大賛成よ、、、そもそもあの子が勇者の覚醒することは最悪なのよ。あれは想像以上に運命を捻じ曲げる。最悪な運命に行きかねない」
そんな暗い話が3人を包んだ時だった
「アリスお姉様!」
1人の女性がこちらに駆け寄って来た
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます