教皇直属部隊襲来
ざわざわざわ
大教会内は騒めいていた
ガチャン
「今戻った!」
そんな中ビリアンが戻る
「「ビリアン様!」」
「教皇陛下の使いは?」
そうビリアンが聞くと
「こちらです」
1人の女性が歩いてきた
「教皇直属部隊のペトラ・フェリアルです」
「バラン大教会責任者を務めています大司教のビリアン・アルベルトです」
2人は握手を交わす
「後ろのお二人が」
そしてペトラはビリアンの後ろにいたアリアとカエデを見る
「カエデです」
「あ、アリア・サタナエルです」
「、、私のことはペトラと呼んでください。教皇直属部隊と言ってもそこまで偉いわけではないですから」
ペトラは笑みを浮かべる
「それで?今回はどのようなご用件でしょうか?」
ビリアンがそう聞くと
「聞くまでもないでしょう?」
ペトラはそう返した
「、、、アリア、少し俺の部屋に行っててくれ」
「え?」
「ペトラさん、アリアはまだ幼く今から話すことをそのまま聞けば傷も言えていない体に触る事でしょう。先に私が聞いてその上でもう一度お二人にお願いします」
「、、、構いませんよ」
「じゃー、アリアは俺の部屋に行っててくれ。終わったら呼ぶから、、、何、変な話じゃない」
そしてアリアにそう言った
「はーい」
そうしてアリアは部屋に向かおうとした
「あ、私もついて行きますね」
その瞬間ペトラがそう言った
「「え?」」
「っ!何故ですか?」
「いえ、実は今回の話のついでに少し早いですが監査をしてくるように言われていまして。やはり住んでいる場所はそのまま人を表しますから」
そうペトラは笑いながらそう言い
「何か不都合でも?」
次の瞬間絶対零度の眼をビリアンに向けた
「いえ?無いですが、、、はずかしいですね」
その眼にビリアンは一切の動揺を見せずに
「ではこちらです」
ペトラを案内した
「ここですね」
部屋の扉を開けると
「「ん?」」
「なんか焦げ臭い?」
微かに何かが焦げた匂いがした
「え?あー、昨日紅茶作ってた時に魔法ミスって少し燃やした」
「何してんですか?」
アリアは呆れた目を向ける
「疲れてたんだよ」
「あ、、、」
「うん。整理整頓されていますね。怪しいものもないし大司教の潔白さが伝わりました。では、アリアさん少し待っててくださいね」
そうして部屋にはアリアとカエデが残されるのであった
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