恩返し

「「ふー」」

アリアとカエデはお風呂に入りリラックスする

「うわぁ、、、引き締まった体ー」

カエデの一切の無駄のない体にアリアは眼を輝かせる

「ただ、胸だけはあるのがイラつく!」

胸部の無駄な装甲にだけは嫉妬の目を向けた

「あっても邪魔なだけだが?こんなものただ当たり判定が増えて動きを阻害するだけだ」

カエデはそう言うが

「きぃー!!持ってる人はみんなそう言うのよ!!」

アリアはそう叫ぶ

「私から見ればあなたのその凹凸の無くて筋肉もしっかりとついたその体が羨ましいのだけどね、、、それにしても孤児院というのにここは設備がしっかりとしているのね。ヤマトはアヤメ、、、皇帝の政策で子供へ使うお金は糸目をつけていなかったしあの魔教司教も子供には手を出していなかったから子供が生活に困ることはなかったけれど他の国じゃそんなことはないって聞いていたけれども」

「私が冒険者として稼いでいるのと院長の副業のお陰で裕福ではないけど暖かい生活は送れているの」

カエデの問いにアリアはそう答えた

「なるほど、冒険者なんだな」

「ええ。B+よ!」

アリアは無い胸を張ってそう言う

「、、、A+」

「え?」

「私A+」

そんなアリアにカエデは気まずそうにそう言った

「、、、ぇ?」

「と、年の差があるし私は名家の出だからな!アリアは孤児なのに私に迫る才能が有りそうだから大丈夫だ!」

落ち込みかけているカエデにアリアはそう言った

「そ、そうかな?」

「ええ!、、、そうだその手があったな!」

いきなりカエデが名案といった様子でそう声を上げた

「ど、どうしたの?」

「ふふ、まず








次の日

「Aランククエストのハイ・バジリスクの討伐を受けさせてもらう。メンバーは私とアリアだ」

「「、、、は?」」

ギルドが静寂に包まれた

「え、えっと?アリアちゃん、、、この人は?」

受付がアリアにそう聞く

「ここで孤児院への案内をされたヤマトからの旅人です」

「それは分かってるわ。なんで人と組むことを嫌がって居たアリアちゃんが昨日今日の関係のこの子と一緒にクエスト受けようとしているの?しかもAランクって」

「それが、昨日孤児院でお世話になった恩を返したいそうなだけど院長はそれを受けてくれなくて、、、それであくまで路銀を稼ぐためにクエストを受けて安全のためにB+の私と組む。報酬とかもろもろの収入は1:1っていう契約で」

アリアがそう説明すると

「あー、なるほど。いつも受けているBランクのクエストの報酬とAランクの報酬じゃ5倍くらい違う。1:1でも2.5倍の収益は得れる上モンスターの素材を取れればさらに上がる。それで恩返ししようってことね」

受付の人は納得した

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