時間支配

「じゃー、精霊について学んでいきましょうか。まず精霊には区分があって上から

・六大精霊  

・十二天精霊 

・大精霊    

・上位精霊  

・中位精霊

・下位精霊  

・精霊    

・微精霊 

の8段階の階位があるわ。6大精霊ともなるとその力をその属性を統べる王だからすさまじい力があるそうよ。確か、、、エモクロア共和国の女王が地と自然の6大精霊。セラフ神聖国の聖騎士団長が火の六大精霊。そしてその姉が雷の六大精霊と契約しているらしいわ」

「すごーい!」

「かっこいい!」

子供達は大興奮だ

「そして精霊と契約した精霊術師には必殺技があるのよ!」

「「おー!」」

「それは霊解と言ってね精霊と自分を合体させるって言う技よ!体への負担が大きいけど効果は最強よ!」

「お姉ちゃんは使えるの?」

1人の子供がそう聞くと

「できるわよ!」

アリアはそう返し

「なんでもこの年で使えるのは本当にすごいってギルドの支部長さんが言ってたよ!」

さらにそう自慢げに言った

「お姉ちゃんすごい!」

「かっこいい!」

「爆発孤児!」

「誰が爆発孤児よカリン!」

カリンという8歳程度の子供に13歳のアリアが怒るがカリンの方が生活能力は高い

「はー、次は魔法の形質似ついて教えるわよ。魔法には{攻撃・防御・回復・干渉・生成・解呪・呪術}という形質があるの。解呪と呪術以外は全属性で使うことができるが各属性、得意不得意があるからね。例えば火属性は攻撃が得意だけど回復は苦手だったり、雷属性も攻撃は得意だけど生成が苦手とかそんな感じね」

「お姉ちゃんは炎と雷が使えるもんね!」

カリンがそう言うと

「ええ。私の攻撃は全てを焼き尽くす攻撃よ!」

アリアは自信ありげにそう言う

「それよりもお姉ちゃんはあの回復魔法がすごいよ」

「どんな傷でも一瞬で治るもん!」

そんな中、一部の子供達がそう言う

「私の固有魔法ね」

「「固有魔法?」」

アリアの固有魔法という言葉に子供達は首を傾げる

「固有魔法は稀に発現するその人にしか使うことのできない特別な効果を持つ魔法のことで、その効果は強大で強いものであれば世界の法則に干渉できるものまであるすごい力なのよ」

そんな子供達にアリアは誇らしげにそう言う

「どんな傷でも病気でも治す!お姉ちゃんの固有魔法、、、えっと名前なんだっけ?」

「時間支配ね。名前からして時とか止めれそうなものなんだけど全然できないのよね。できるのはケガや病気が無かった時まで巻き戻すことだけ」

アリアは悔しそうにそう言う しかし

「だけって、、、それだけでもすごいよ。聞いたよ。1年前ぐらいにモンスターの襲撃がこの街を襲われてどうにか撃退したけどもう助からないってレベルの怪我を負った人を全員治したって」

「それが理由でこの孤児院を立て直すためのお金が手に入った上、この街だけじゃなくて近くの町まで就職先が出来たって」

子供達は次々にそう言う

「そ、そんなことないわよ!!」

アリアは恥ずかしそうに顔を赤らめ

「こ、これで授業は終わり!復習しっかりしてね」

授業を終わらせるのであった




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る