図書室のしじま さらりと髪ゆれる 本のふちに目 うるさいな胸
いつも真面目に勉強してる、綺麗な黒髪の女の子。
静かな図書室の中で、さらさらと髪の流れる音だけが聞こえる。
今日も、参考書を見てるふりしてこっそりとあの子のことを盗み見る。
悪いことをしてる気がするけどやめられない。
「図書室では静かにしましょう」の貼り紙が目に止まる。
心臓の音を隠すようにノートを抱いた。
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