ヘイトが高いせいで敵が多いVRMMO

東雲 南丫

第一章 VRMMOを始める

第1話 VRMMOに誘われる

私、「高野 魅亜」(たかの みあ)は、『m1ria』という名前で、某FPSゲームをしていた。

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『Ialia』「左の敵そっち抜けた!」

『xree』「m1ria(ミリア)!そっちいったよ!」

『m1ria』「ちょっ、こっち2人抑えてるってば!」

『Ialia』「ここでm1riaに行くのは流石。」

『xree』「いやいや、m1riaの方行ったら相手チーム負けるポジだって、馬鹿でしょ。」

『Ialia』「ミリアが高所で抑えてる所にこっちの抑える敵が抜ける。いやーいつものですねぇ。」

『m1ria』「喋ってないで助けて!ラス1割ってるから!」

『Ialia』「流石、不利を余裕で倒してる」

『xree』「ラスト狩ったよ。」

『m1ria』「ナイスー!今日も無事チャンピオン取れたね!」

『Ialia』「ナイスー」

『xree』「はいナイス。ちょっとこの後ゲーム外で通話しない?」

『m1ria』「いいよー。」

『Ialia』「おーけー。」

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この様にいつも通りゲームをしていたら、友人の『xree』に通話の誘いを受けたので、ゲームを終了して通話をする。

「お疲れ様ー。」

「お疲れ様ミリア。」

「おつー。」

「お疲れ様アリア(Ialia)。」

「で、サリー(xree)、どうしたの?急に通話なんて。」

通話をしたいと言った理由を知りたくて、彼女に私は聞いた。

「私も気になるなー。」

アリアも気になるみたいだ。

「それはねぇ、そろそろ発売するVRMMO、『my life』っていう奴、抽選で当たるらしいんだけど、丁度3つ当たっちゃって、このメンツでやらない?だていう誘いなんだけど。」

『my life』といえば最近実現したVR技術の最先端を使い、完全に五感を再現してゲーム内では時間加速が使われているという最も話題のゲームだ。しかもその抽選と言えばVR機器も一緒と聞いた。それを私達にと言うのか、

「本当にいいの?」

「そうですよ、そんな貴重な物。」

流石のアリアも少し間延びした口調が真面目になっている。

「2人がやってくれるならね。やっぱり3つ有っても使わないから。」

「やろう!」

「そうだねー。やろうかー。」

即決です。これはもう拒否する意味が無い

「じゃあ2日後には届くから、2人にも送っとくね。」

これは本当に感謝しかない。

明後日が楽しみで仕方が無いね。

___________________2日立った今、自宅に体程もある大きさのダンボールが届いていた。私は1人暮らしなので置く場所には困らないから良かった。恐らくサリーの言っていたのはこれだろう。まず始める前に連絡する。

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『m1ria』「届いたよー!」

『Ialia』「私も今来たー。」

『xree』「無事届いたみたいで良かった。」

『xree』「それじゃあ初めよっか。」

『xree』「事前に決めとく事はある?」

『Ialia』「少し調べたけど事前にチャットとかの連絡システムが同期できるみた。」

『xree』「じゃあそれはやっとこうか。」

『xree』「他は何かある?」

『m1ria』「このメンツでMMOって初だし職業とかやりたいの決めとく?」

『xree』「どうする?」

『Ialia』「決めなくていいと思うー。」

『Ialia』「最悪構成終わっても無理やり進めよー。」

『xree』「いつもの雑パね。」

『xree』「じゃあ他には?」

『m1ria』「特になし!」

『Ialia』「私もー。」

『xree』「じゃあ、続きはVRで!」

『xree』「キャラメイク終わったらチャットで連絡取り合お。」

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2人と連絡とれた事だし初VR、

始めますか!

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