混浴温泉の思い出 中2の夏 (急)⚠️少し下ネタあり
温泉と言っても、銭湯ほどは大きくなく、番台なんかもない大きめの木造の小屋だった。
引き戸をガラっと開けると、直ぐ脱衣所がある。
そこから、風呂場までの敷居もない。
脱衣所含め、12畳ひと間くらいの空間か。天井は高かった。
浴槽は、同時に3、4人は入れるくらいの大きさはあった。
狙い通り、私の貸切状態でウェ~いと温泉を堪能していると、なんと! コングが突入して来た!
ま、マジか!? と、隅っこの方でフリーズするしかなかった。
兎に角、ゼッタイに足と足の間のものを見られんように素早く身体を洗わねば(まだ、あそこの毛が生えてないのをものすごく気にしていた w)
そんな私を他所に、声をかけてくるコング。
「さっきアッタマきたから、その分念入りに洗ってもらうよっ。わたしのセクスィーなカラダを」
無視だ、無視! と私は相手にしなかった。
私のNTDが発動して、ケモノが可能性になったところなんか見られたらヤバい……。
いや、コングはそも血縁、従姉なので、そんなことにはならない感じだったけど。
やはり、毎日混浴に入ってるだけあって、コングは伊達じゃない!
おっぱいもアソコも隠そうとせず、堂々たる脱ぎっぷり。
むしろ――わたし、もうこんなにセクシーになったのよ♡ と言わんばかりに、見せたくて仕方ないといった感じ……。
まだ純情な私は、コングの陰毛がモッサリだったのが、なんかショックだった。
と、そこで、また戸がガラっと開いた。誰かが入って来ようとしていた。
――ジョオだった。
ま、マジか!? とパニくりつつますます焦りは募る。
チラリと見てしまったが、ジョオは大人だけあって、ボンキュッボンだった。
なかなか立派なおっぱいをしていらした。
ところが、ジョオが入って来たことで、うるさかったコングは意気消沈。
多分、ナイスバディさでは、ジョオに太刀打ち出来ないということもあったのではなかろうか。
ちょっと、ざまぁ。
私は、兎に角2人を見ないようにし(別にふつうにしてれば良いのにバカ)
身体をさっと洗い、そそくさと風呂場を後にしたのであった。
中2の私は、その件があって、風呂上がりの夜空に固く誓った。
もう、こんなところ来ない! ゼッタイ!
いや、来たとしても泊まらず日帰りで!
と言いつつ、中3になってもまた1泊するんだけど。
中3の時が、もう少し下ネタ度が上がっちゃうんだけど、書いたら消されるかも?
混浴。
そんな良いもんじゃないよ。特に思春期にとっては。
本当に恥ずかしいだけ。
まぁ、私の感想だけど。
四姉妹と私が一緒に写ってる写真が残っている。
小学生5、6年くらいのジョオの胸に抱っこされたまだ幼児の私。
背景がそんな時代と、ものすごい田舎感な趣きもあり、お気に入りの一枚だ。
派手でビッチくさいコングもまだあどけなく無邪気。
そういえば、グッピーって魚がいるけど、私は方言でそっちの地方では、メダカのことをそう呼ぶのかと思い込んでいた。
グッピーは外来種の熱帯魚だとのちに知った。
母の実家の温泉から用水路に排水が流れてて、それが近くの小川に通じており、そこにグッピーが生息していたので、私にはフツーに馴染みのある魚なのだった。
〈おわり〉
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