2024年6月6日 10:33
への応援コメント
過去に応援コメントを頂き励みになりました。一言「面白かったです」だけでもいいんですけど、やっぱり内容に触れた「感想」じゃないと「感想」て言う気がしないんですよね。感想に対して自分なりの持論を持っていて素晴らしいと思いました。昨今のなんでもAI任せは自分も苦手です。絵にしても文にしてもAIらしさというか粗があるので人間のソレにはまだまだ及ばないと思います。ユウグレムシさんの洞察の深い感想はちゃんと最後まで読んでる感があって好きです。最近新作いくつか書いたんでよろしければ覗いていってください。では長文駄文失礼いたしました(´・ω・`)ノシ
作者からの返信
お久しぶりです。コメントありがとうございます。 このエッセイは、ユーザー企画に応募した別作品が参加条件に合わずリストから削除されたため、急遽書きおろしたものです。なので、感想についての持論というよりは、AI時代における小説と読者の在り方についての持論のつもりでした(詳しくは『活字を食う女』をご一読ください)。 コメ主様は、天文台や宇宙望遠鏡が捉えた銀河の写真をご覧になったことがありますか? 銀河にまたたく光のひとつひとつが、我々の太陽と同じような恒星です。そして無数の恒星は無数の惑星を従えているはずで、無数の惑星のうちいくつかには、知的生命体の文明が興っているでしょう。 しかし、宇宙の彼方にどんな素晴らしい文明をもつ恒星系があろうとも、遠く離れた地球からは光の点としか見えず、逆に考えるなら、地球の文明もまた、遠く離れた星々からは見えず、ただ太陽の輝きが光の点と見えるばかり。 我々人類が何をしていようと、絶望的なまでの宇宙の広さの前にはすべてがただ光の点にすぎず、何をしようが無意味という事実から目を背けていられるあいだだけ、人類は生きていられるのではないかと思うのです。 コメ主様がおっしゃるとおり、AIの創作物にはまだまだ粗がありますが、遠からず人類の創作物と見分けがつかなくなり、さらには人類を追い越し、いずれ人類が作るはずだった未来の傑作の数々を根こそぎ、AIが先回りで生み出してしまうかもしれません。 そのときが来たらどうなるか? 人類が創作しようとするものはすべてAIの二番煎じとなり、人類ならではの創造性とか、感性とか、自由意志の力、人類だけが特別であるなどといった無根拠でちんけなプライドは、ぐうの音も出ないほど粉々に打ち砕かれるでしょう。 ですから、何でもAI任せでいいのか?宇宙の無意味さを悟れば人類はどのみち自滅するが、そこへ至る道程をAIによって超加速するなら、人類だけが成し得ることなどなにひとつありはしない、人類は寝ててもいい、という絶望を突きつけられ自滅が早まるぞ?と言っているのです。 こういう長文を見て「面白かったです」とだけ返すのも優しさですし、語彙のない読者さんにとっては「面白かったです」が精一杯の感想かもしれませんし、見た目には同じ「面白かったです」といえども、いろいろありますよね。
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過去に応援コメントを頂き励みになりました。
一言「面白かったです」だけでもいいんですけど、
やっぱり内容に触れた「感想」じゃないと「感想」て言う気がしないんですよね。
感想に対して自分なりの持論を持っていて素晴らしいと思いました。
昨今のなんでもAI任せは自分も苦手です。
絵にしても文にしてもAIらしさというか粗があるので人間のソレにはまだまだ及ばないと思います。
ユウグレムシさんの洞察の深い感想はちゃんと最後まで読んでる感があって好きです。
最近新作いくつか書いたんでよろしければ覗いていってください。
では長文駄文失礼いたしました(´・ω・`)ノシ
作者からの返信
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
このエッセイは、ユーザー企画に応募した別作品が参加条件に合わずリストから削除されたため、急遽書きおろしたものです。なので、感想についての持論というよりは、AI時代における小説と読者の在り方についての持論のつもりでした(詳しくは『活字を食う女』をご一読ください)。
コメ主様は、天文台や宇宙望遠鏡が捉えた銀河の写真をご覧になったことがありますか?
銀河にまたたく光のひとつひとつが、我々の太陽と同じような恒星です。そして無数の恒星は無数の惑星を従えているはずで、無数の惑星のうちいくつかには、知的生命体の文明が興っているでしょう。
しかし、宇宙の彼方にどんな素晴らしい文明をもつ恒星系があろうとも、遠く離れた地球からは光の点としか見えず、逆に考えるなら、地球の文明もまた、遠く離れた星々からは見えず、ただ太陽の輝きが光の点と見えるばかり。
我々人類が何をしていようと、絶望的なまでの宇宙の広さの前にはすべてがただ光の点にすぎず、何をしようが無意味という事実から目を背けていられるあいだだけ、人類は生きていられるのではないかと思うのです。
コメ主様がおっしゃるとおり、AIの創作物にはまだまだ粗がありますが、遠からず人類の創作物と見分けがつかなくなり、さらには人類を追い越し、いずれ人類が作るはずだった未来の傑作の数々を根こそぎ、AIが先回りで生み出してしまうかもしれません。
そのときが来たらどうなるか?
人類が創作しようとするものはすべてAIの二番煎じとなり、人類ならではの創造性とか、感性とか、自由意志の力、人類だけが特別であるなどといった無根拠でちんけなプライドは、ぐうの音も出ないほど粉々に打ち砕かれるでしょう。
ですから、何でもAI任せでいいのか?宇宙の無意味さを悟れば人類はどのみち自滅するが、そこへ至る道程をAIによって超加速するなら、人類だけが成し得ることなどなにひとつありはしない、人類は寝ててもいい、という絶望を突きつけられ自滅が早まるぞ?と言っているのです。
こういう長文を見て「面白かったです」とだけ返すのも優しさですし、語彙のない読者さんにとっては「面白かったです」が精一杯の感想かもしれませんし、見た目には同じ「面白かったです」といえども、いろいろありますよね。