第120話 中心なき組織も仕事も機能しない

 中心のない組織は機能しない。


 これは、野村克也氏のお言葉。要するに、中心となる選手のいないチームは組織として機能しないということ。ま、なんとなく野球やっていますってところ。


 おとといの火曜日。

 サウナが閉店したから朝風呂は無理になったが、某ドーナツ店は8時から開店するので、そちらに行って珈琲を飲んでいて、ふと、思った。

 というより、野村克也氏のそのお言葉が頭にピンと来たのねん。


 中心のない仕事も、機能しないな。


 そんなことに気付きました。

 実はこの日は縁起のいい日。天赦(てんしゃ)日でもある。

 ほら、かのジャニーズ事務所が社名変更したでしょう。

 なぜこの日になったか、わし、すぐわかった。そのためだよ。

 実はこの日付で、ワタクシ、正式に自己出版業を始めたのね。

 そう、この日は年に何度かの天赦日だからや。

 もう気付かれたとは思うが。


 そこで、私、ひらめいたで。


 最初に出した「大きな詩集」

 これを、毎月発行にしよう!


 なぜ、そんなことを思いついたか。


 詩なら、1日にいくつかのペースで作っている。

 機を見て誤植を直していける。

 本にするにしても、その時さらに推敲可能。

 わざわざ完成見本を送ってもらってどうこうする時間はとれない。

 また、その必要もさほどない。

 なら、毎月どんどん出せる詩を、自己出版の軸にすればよい。

 極端な話、そのシリーズは1冊も売れなくても、いい。

 他にも出すから、そこが売れてくれていればそれでもいい。


 しかし、この詩集編集という作業こそが、

 この仕事の「中心軸」足り得るものではないか!

 これなら、毎月嫌でもこの仕事をすることになるから、

 他の仕事が一切なくても、これだけはできる。


 ある意味これ、ランチェスター戦略で言われていることの応用や。

 小説を書き始めたときのきっかけも、野村克也氏のお言葉から。

 今回、詩を自己出版で毎月出すというのも、結局そうなった。

 

 小学校の同級生の黒崎博君が監督した映画を観たが、

 あれはしかし、天才じゃない。秀才の極めつけの描く作品だ。

 わしも、別に天才じゃない。ま、秀才にも程遠いがね。

 強いて言うなら、昔谷村新司さんがラジオでやっていたっけ、

天才、秀才、馬鹿の、ワタシなんか、馬鹿の部類や。

 で、馬鹿って楽かって、そんなことオマヘンで。


 わしがこれからやろうとしている詩集の月刊誌化

 これね、イメージとしては、こうです。


 青バットの大下弘さんや田淵幸一さんのような、

ふわっと上がってスタンドに行く本塁打ではなく、

 野村克也さんや山内一弘さんのようにですな、

きちっと図ったかのように100メートルほど先のスタンドに、

確実に入っていく、そんな本塁打です。

 たまに、赤バットの川上哲治さんのような感じで、

ライトスタンドに弾丸ライナーで飛んでいくようなこともある。


 これで、自分のやるべき仕事のイメージができた。


 

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